石川遼がドラコン日本一決定戦L-1に出場するようになって以来、飛ばしのアドバイスを受けているのがドラコンプロの山崎泰宏だ。178センチ、69キロと石川とほぼ変わらない体格ながら、理論にもとづいたトレーニングとスイングで最長飛距離403.5ヤードを誇る山崎は、さらなる飛距離と安定性を求める石川にトレーニングの面でもアドバイスを送っている。
遼、記録更新ならずもドラコン大会で飛ばしへの意欲新た
まず山崎が石川の強化ポイントに挙げたのが前腕部。「アメリカの選手は前腕が強いので当たり負けがしない。いくらクラブを速く振れても、インパクトで手首が負けると、パワーを吸収してしまうので距離が出ない」。そこで、今シーズン中に石川に教えたのが前腕部強化トレーニングだ。手首を甲側に折った状態で、グリップで使う指の第一関節、第二関節を曲げ伸ばしすることを第一段階に、手首を折った状態をキープしたまま両手交互にグーパー。続けて、指の第一関節、第二関節を曲げたまま、水の抵抗のある湯船の中で手首を上下動させるなど、徹底的に前腕部を鍛えるトレーニングを石川にアドバイスした。
さらに、上腕部から大胸筋の強化として、ゴムチューブを肩幅に伸ばした状態で目の前に突き出し、長さをキープしたままベンチプレスの要領でヒジを曲げ伸ばしするトレーニングも伝授した。マシンで筋肉を大きくするのではなく、肩甲骨、股関節の柔軟性をキープしたまま、当たり負けしない前腕部を作ってボールに力を伝えていくことがテーマ。来季すぐに効果が出るものではないが、山崎は「あと20ヤードは飛距離が伸びる」と石川の伸びしろに太鼓判を押した。
遼、記録更新ならずもドラコン大会で飛ばしへの意欲新た
まず山崎が石川の強化ポイントに挙げたのが前腕部。「アメリカの選手は前腕が強いので当たり負けがしない。いくらクラブを速く振れても、インパクトで手首が負けると、パワーを吸収してしまうので距離が出ない」。そこで、今シーズン中に石川に教えたのが前腕部強化トレーニングだ。手首を甲側に折った状態で、グリップで使う指の第一関節、第二関節を曲げ伸ばしすることを第一段階に、手首を折った状態をキープしたまま両手交互にグーパー。続けて、指の第一関節、第二関節を曲げたまま、水の抵抗のある湯船の中で手首を上下動させるなど、徹底的に前腕部を鍛えるトレーニングを石川にアドバイスした。
さらに、上腕部から大胸筋の強化として、ゴムチューブを肩幅に伸ばした状態で目の前に突き出し、長さをキープしたままベンチプレスの要領でヒジを曲げ伸ばしするトレーニングも伝授した。マシンで筋肉を大きくするのではなく、肩甲骨、股関節の柔軟性をキープしたまま、当たり負けしない前腕部を作ってボールに力を伝えていくことがテーマ。来季すぐに効果が出るものではないが、山崎は「あと20ヤードは飛距離が伸びる」と石川の伸びしろに太鼓判を押した。