後半は難関10番をボギーとしたものの、その後は危なげないプレー。得意のカット打法と異次元の飛距離でレフティ有利とされるオーガスタを制圧していく。「終盤はパーを重ねるのに必死だった」と語るが、その間20歳のスピースは12番パー3の池ポチャなどでスコアを落とし一人旅。硬く締まったグリーンをものともしない高弾道のショットで着実にパーを並べ、終わってみれば3打差以内に誰もいない完勝だった。
勝負弱さも払しょくした。ワトソンが最終日を首位か首位タイ迎えるのは今大会で8度目。しかし、過去7回中そのまま逃げ切りで優勝を決めたのはわずかに1回だけ。トーナメントをリードしながら詰めの甘さがでて、最終日に涙を飲むのはいつもワトソンだった。だが、今回は一度は追い抜かれて、追いついて、突き放した横綱相撲。しかも、舞台はマスターズだ。
「このためにすごく努力してきたし、ここに戻ってこられてうれしい」。今大会含め6度の優勝を誇るが、優勝するたびに涙を流す感激屋。「6勝して、グリーンジャケットを2回も手にすることができた。こんなこと、夢にも思わなかった」。オーガスタに落ちた2度目の涙はワトソンの更なる進化を象徴する勲章のように輝いた。
【バッバ・ワトソンの過去首位スタートの結果】
2007年シェル・ヒューストン・オープン 1位→2位T(72)
2008年アーノルド・パーマー招待 1位タイ→8位タイ(72)
2011年チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオーリンズ 1位タイ→優勝(69)
2011年ドイツバンク選手権 1位→16位タイ(74)
2012年WGC-キャデラック選手権 1位→2位(74)
2013年トラベラーズ選手権 1位タイ→4位(70)
2014年ウェイスト・マネジメント・フェニックスオープン 1位→2位タイ(71)
2014年マスターズ 1位タイ→優勝(69)
勝負弱さも払しょくした。ワトソンが最終日を首位か首位タイ迎えるのは今大会で8度目。しかし、過去7回中そのまま逃げ切りで優勝を決めたのはわずかに1回だけ。トーナメントをリードしながら詰めの甘さがでて、最終日に涙を飲むのはいつもワトソンだった。だが、今回は一度は追い抜かれて、追いついて、突き放した横綱相撲。しかも、舞台はマスターズだ。
「このためにすごく努力してきたし、ここに戻ってこられてうれしい」。今大会含め6度の優勝を誇るが、優勝するたびに涙を流す感激屋。「6勝して、グリーンジャケットを2回も手にすることができた。こんなこと、夢にも思わなかった」。オーガスタに落ちた2度目の涙はワトソンの更なる進化を象徴する勲章のように輝いた。
【バッバ・ワトソンの過去首位スタートの結果】
2007年シェル・ヒューストン・オープン 1位→2位T(72)
2008年アーノルド・パーマー招待 1位タイ→8位タイ(72)
2011年チューリッヒ・クラシック・オブ・ニューオーリンズ 1位タイ→優勝(69)
2011年ドイツバンク選手権 1位→16位タイ(74)
2012年WGC-キャデラック選手権 1位→2位(74)
2013年トラベラーズ選手権 1位タイ→4位(70)
2014年ウェイスト・マネジメント・フェニックスオープン 1位→2位タイ(71)
2014年マスターズ 1位タイ→優勝(69)