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【舩越園子コラム】優勝争いは椅子取りゲーム
【舩越園子コラム】優勝争いは椅子取りゲーム
配信日時:配信日時: 2014年5月26日 02時35分
クラウンプラザ招待の最終日は、米ツアーの層の厚さや熾烈さがそのまま反映されたような優勝争いになった。
3パット3回…松山英樹、グリーン上で苦しみ米ツアー初優勝逃す
最終日を迎えたとき、首位には松山英樹やデービッド・トムズら4人が並んでいた。が、首位から2打差には17名、3打差には24名がひしめき、その誰もが底力を振り絞りながら勝利を目指し、1打1打に挑んできた。最終組の松山がスタートするころには、すでに首位のスコアが8アンダーへ伸び、松山らと並ぶ7アンダーは7人に増えていた。
そんな中、1番(パー5)で第3打が好感触だったにも関わらず、実際はピンを10メートルもオーバーしていたことに動揺した松山は、そこからショットもパットも崩し、瞬く間に優勝争いの蚊帳の外へ押し出されてしまった。
ほんの小さなミス、ほんの小さな心の乱れがきっかけとなり、取り返しのつかない方向へと流れを変えてしまう。上位にいる誰かが少しでも弱みを見せたら、ここぞとばかりに他選手たちが付け込んできて、さっきまで座っていたはずの椅子を奪い取っていく。
米ツアーという場所自体が「熾烈な椅子取りゲームだ」と、かつて今田竜二が言っていたけれど、今日の優勝争いは、まさにそんな椅子取りゲームの様相で、出だしから揺らいでしまった松山は、初めて実質的に参加した激しい椅子取りゲームの中で、おろおろしているうちに終わってしまった。彼自身、こんな言葉を口にしていた。
3パット3回…松山英樹、グリーン上で苦しみ米ツアー初優勝逃す
最終日を迎えたとき、首位には松山英樹やデービッド・トムズら4人が並んでいた。が、首位から2打差には17名、3打差には24名がひしめき、その誰もが底力を振り絞りながら勝利を目指し、1打1打に挑んできた。最終組の松山がスタートするころには、すでに首位のスコアが8アンダーへ伸び、松山らと並ぶ7アンダーは7人に増えていた。
そんな中、1番(パー5)で第3打が好感触だったにも関わらず、実際はピンを10メートルもオーバーしていたことに動揺した松山は、そこからショットもパットも崩し、瞬く間に優勝争いの蚊帳の外へ押し出されてしまった。
ほんの小さなミス、ほんの小さな心の乱れがきっかけとなり、取り返しのつかない方向へと流れを変えてしまう。上位にいる誰かが少しでも弱みを見せたら、ここぞとばかりに他選手たちが付け込んできて、さっきまで座っていたはずの椅子を奪い取っていく。
米ツアーという場所自体が「熾烈な椅子取りゲームだ」と、かつて今田竜二が言っていたけれど、今日の優勝争いは、まさにそんな椅子取りゲームの様相で、出だしから揺らいでしまった松山は、初めて実質的に参加した激しい椅子取りゲームの中で、おろおろしているうちに終わってしまった。彼自身、こんな言葉を口にしていた。