世界ランキング5位、PGAツアー8勝のパトリック・キャントレー(米国)が“ゴールドマン・サックス”と4年間の契約を終了。来年からキャントレーがかぶる帽子のロゴには“ゴールドマン・サックス”の文字はなくなることになった。
世界有数の金融機関は2020年、初のゴルファーとしてキャントレーと3年契約、23年は1年間の延長がされた。が24年の延長は実施しないとニューヨーク・タイムズ紙が伝えた。ゴールドマン・サックスの広報は「われわれは常にパートナーシップを評価をしているが、来年はキャントレーの帽子には我々のロゴは見られないことなった」とコメントした。
キャントレーは9月末からローマで開催された米国対欧州が戦うライダーカップに出場、その際にチームの帽子を被らずにプレーをした。その理由は「ライダーカップで選手が順当な賞金を得ないことに無言の抗議するため」と論争を起こしたが、キャントレーは「チームUSAの帽子が合わなかったからだ」とし、抗議の意味はなかったとしている。
22−23シーズンは未勝利ながらトップ10に10回入り、フェデックスカップ5位でシーズンを終了した。(文・武川玲子=米国在住)