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“プロの道”を切り開いた思い出の舞台で2位 43歳のJ・ローズが今季2度目のメジャートップ10入り

ジャスティン・ローズは“思い入れの強い”大会を2位で終えた。

所属 ALBA Net編集部
高木 彩音 / Ayane Takagi

配信日時:2024年7月22日 09時00分

<全英オープン 最終日◇21日◇ロイヤルトゥルーンGC(スコットランド)◇7385ヤード・パー71>

1998年の「全英オープン」に17歳のアマチュアとして出場し、4位で終え若くして注目を集めたジャスティン・ローズ(イングランド)。同年にはプロ転向と、プロの道を切り開いた思い出の大会をトータル7アンダー・2位タイで終えた。「きょうは本当に思い通りのプレーができた」と5バーディ・1ボギーの「67」のラウンドに満足度も高い。

画になる… 大歓声に応えるローズの背中がかっこいい【写真】

この日は朝から強い風が吹き、アウトとインで風向きの変わるロイヤルトゥルーンはさらに難易度を増した。「多くの難しいことを上手くこなせた」と、その状況のなか、ティショットでフェアウェイを捉えたのは14ホール中11回、パーオンは14ホールで成功と風に応じたショット力でスコアを伸ばした。

一時は首位に並んでいたが、「バックナインの中盤、ザンダーが調子を上げてきた。それから急にリードが広がった」。同組でプレーし優勝したザンダー・シェウフェレ(米国)が13番、14番、16番で終盤にかけてバーディを量産。差は一気に3打まで広がった。最終18番ではローズが約4.5メートルのパットを沈めてバーディフィニッシュ。最後の最後に2打差に縮めてホールアウトすると、ザンダーの最後のパットよりも大きな歓声と拍手を浴びた。

ローズは、プロ転向後21試合連続予選落ちを喫するなど苦しい時期もあった。DPワールド(欧州)ツアーの初優勝までに約4年、PGAツアー初優勝までには約12年かかった。しかし、その後はコンスタントに勝利を積み重ね、13年には「全米オープン」で初のメジャー制覇を成し遂げている。

16年のリオ五輪ではヘンリック・ステンソン、マット・クーチャーとの激闘を制し、金メダルに輝いた。17年は米ツアーでの勝利こそなかったものの、トップ10入りが8度、賞金ランクは9位にランクインしている。今季はこれが17試合目で、最高位は「全米プロゴルフ選手権」の6位タイだった。

「今年の2つのメジャー大会、ゴルフ界最強のフィールド、この2週間は僕にとって最高の期間だった」。今年はメジャー2試合でトップ10入り。43歳の大ベテランが思い入れのある大会で、充実した一週間を過ごした。(文・高木彩音)

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