<ウィンダム選手権 最終日◇6日◇セッジフィールドCC(米ノースカロライナ州)◇7131ヤード・パー70>
米国男子ツアーのレギュラーシーズン最終戦「ウィンダム選手権」は全日程が終了。首位タイから最終日をスタートしたルーカス・グローバー(米国)が「68」と2つ伸ばしてトータル20アンダーで逃げ切り、ツアー通算5勝目を挙げた。これでフェデックスカップ・ランキングを112位から49位に上げ、次週から開幕するプレーオフシリーズ第1戦の「フェデックス・セントジュード選手権」の切符も勝ち取った。
2009年の全米覇者はスタートの1番ホールでいきなりボギーを叩いたが、4番、8番、11番と着実に伸ばして後続を振り切った。トータル18アンダー・2位タイにはラッセル・ヘンリー(米国)とアン・ビョンハン(韓国)。ヘンリーは15番のバーディで一時はトータル21アンダーまで伸ばしたが、上がり3ホールを3連続ボギーとして優勝を逃した。
そのほか、3日目を終えてグローバーと並んで首位タイだったビリー・ホーシェル(米国)は、「72」と落としてトータル16アンダー・4位に終わっている。これによりフェデックス・ランキングは90位にランクアップしたが、70位以内に出場権が与えられるプレーオフシリーズ初戦の出場は叶わなかった。
また、フェデックスカップ・ランキング79位だったジャスティン・トーマス(米国)と、同81位だったアダム・スコット(オーストラリア)は、今大会でそれぞれ12位タイと7位タイと上位でフィニッシュ。しかし、トーマスは71位、スコットは72位とわずかに届かず、今週でシーズンを終えることになった。ちなみにホーシェルは14年、トーマスは17年に年間王者に輝いている。
今大会で予選落ちに終わった松山英樹は、フェデックスカップ・ランキング57位でプレーオフシリーズ初戦に出場する。しかし、50位以内が条件の第2戦「BMW選手権」、30位以内が条件の最終戦「ツアー選手権」へ進むためにはポイントが足りない。10年連続ツアー選手権出場に向けて、気の抜けない一戦となりそうだ。