「まだ半分終わっただけだよ。去年はいいスタートで日曜日に優勝するチャンスを作れた。今年も同じ機会を作れるようにしていきたい」

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　いかにも謙虚なジョーダン・スピースらしいコメントとは裏腹に、予選ラウンドで打ち立てた記録は華々しいものだった。


　初日に首位に立ったジョーダン・スピースは、2日目も6バーディ・ノーボギーの66と快調にスコアを伸ばし、2位に5打差をつけて単独首位をキープ。通算14アンダー（130ストローク）は、マスターズにおける36ホール最少ストローク記録となり（それまでは1976年にレイモンド・フロイドがマークした131ストローク）、全メジャーを見渡しても最少ストロークタイ記録となった。

‐‐誰がスピースを追いかけるのか。

　ローリー・マキロイ、バッバ・ワトソン、タイガー・ウッズは通算2アンダーの19位タイ。フィル・ミケルソンは通算4アンダーの6位につけたが、それでもスピースとは10打差。ほとんどの選手はムービングサタデーの爆発を余儀なくされた。それは、12位タイと順位的には好位置につけた松山英樹も同じだった。