<マスターズ 最終日◇10日◇オーガスタ・ナショナルゴルフクラブ(7,435ヤード・パー72)>
昨年歓喜の中にいたジョーダン・スピース(米国)にとっては、最悪の思い出となる「マスターズ」となった。3日目にスコアを落としてトータル3アンダーで最終日を迎えたものの、前半に4連続バーディを奪うなどして7アンダーでハーフターン。独走態勢に入って後半を迎えた時には誰もスピースの連覇を疑わなかった。
【関連】英樹、スピースの激闘をフォトギャラリーで振り返る
スピース自身も「前半は夢が叶ったラウンドだった」と振り返った。だが、「それでバックナインはイーブンパーで回れば良いと思った。おそらくそれがいけなかったのだろう」。
「10番では3W、6番アイアンをアグレッシブに打てなかった。11番はドライバーでミスショット。そして12番では集中力を失ってしまった」。150ヤードのパー3。スピースの放ったボールはグリーン手前のクリークに消えた。「そのあとは何をすべきか分からなかった。ドロップゾーンに戻ることもできた。2014年にはボギーセーブができたのに、65ヤードのダウンスロープがイヤで80ヤード地点から打った。何が起きたのか分からないけど、大きくダフってしまった」。パー3で痛恨の“7”。あっという間に首位から転落した。
失意の中スピースを前に進ませたのはパトロンの声援だった。「素晴らしかった。13番でバーディーを奪って、14番のティショットも良くて、声援は僕がまた逆転できると信じていたようだった」。だが、スピースの気持ちはすでに戦える状態ではなかった。3アンダーで迎えた17番でボギーを打った瞬間、タイガー・ウッズ(米国)以来4人目の大会連覇の夢は消えた。
昨年歓喜の中にいたジョーダン・スピース(米国)にとっては、最悪の思い出となる「マスターズ」となった。3日目にスコアを落としてトータル3アンダーで最終日を迎えたものの、前半に4連続バーディを奪うなどして7アンダーでハーフターン。独走態勢に入って後半を迎えた時には誰もスピースの連覇を疑わなかった。
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「10番では3W、6番アイアンをアグレッシブに打てなかった。11番はドライバーでミスショット。そして12番では集中力を失ってしまった」。150ヤードのパー3。スピースの放ったボールはグリーン手前のクリークに消えた。「そのあとは何をすべきか分からなかった。ドロップゾーンに戻ることもできた。2014年にはボギーセーブができたのに、65ヤードのダウンスロープがイヤで80ヤード地点から打った。何が起きたのか分からないけど、大きくダフってしまった」。パー3で痛恨の“7”。あっという間に首位から転落した。
失意の中スピースを前に進ませたのはパトロンの声援だった。「素晴らしかった。13番でバーディーを奪って、14番のティショットも良くて、声援は僕がまた逆転できると信じていたようだった」。だが、スピースの気持ちはすでに戦える状態ではなかった。3アンダーで迎えた17番でボギーを打った瞬間、タイガー・ウッズ(米国)以来4人目の大会連覇の夢は消えた。