その難度の高さを実現するのが、グリーンに採用されている芝。ポア(ポアナ)と呼ばれるイネ科の植物で、日本では「スズメノカタビラ」呼ばれる雑草として知られている。ベントグリーンに混じることでボールに不規則なコロがりを与えることから敬遠されがちなイメージもあるポアだが、オークモントでは1平方センチあたり約140本(日本屈指の高速グリーンABCゴルフ倶楽部は約40本)という驚異的な芽数をそろえ、2mmまで刈りこむことで高速グリーンに仕上げている。ベントに比べて茎の細いポアだからこそできる芸当だという。
ちなみに、コースを俯瞰で見た時にグリーン手前の花道の色がフェアウェイと違っているが、実はここもグリーンと同じポアが採用されている。フェアウェイよりも刈り込まれているこのエリアは高速グリーンに対してパターを使うか、アプローチで寄せるかプレーヤーに多くの選択肢を与えるためのもの。コンディションによってはグリーンにキャリーするとボールを止められない可能性もあるため、このエリアを上手く活用するのも好スコアにつながる道と言えそうだ。
高速グリーンだけでなく、教会の椅子“チャーチピューズ”と呼ばれる3番と4番の間にある名物バンカーや、木が伐採されたことによる風の影響など難しさを表現する要素を挙げればキリがない。難攻不落のオークモントは万端の準備で開幕を待ちわびる。
ちなみに、コースを俯瞰で見た時にグリーン手前の花道の色がフェアウェイと違っているが、実はここもグリーンと同じポアが採用されている。フェアウェイよりも刈り込まれているこのエリアは高速グリーンに対してパターを使うか、アプローチで寄せるかプレーヤーに多くの選択肢を与えるためのもの。コンディションによってはグリーンにキャリーするとボールを止められない可能性もあるため、このエリアを上手く活用するのも好スコアにつながる道と言えそうだ。
高速グリーンだけでなく、教会の椅子“チャーチピューズ”と呼ばれる3番と4番の間にある名物バンカーや、木が伐採されたことによる風の影響など難しさを表現する要素を挙げればキリがない。難攻不落のオークモントは万端の準備で開幕を待ちわびる。