普段のトーナメントとは異なり、世界の各地域から選手が集結するオリンピック。そのため、耳なじみのない選手も多いはずだ。そこで、何人かの選手をピックアップし、その経歴をお届けする。
Part1の選手達はこちら!
15.
デビッド・ハーン(カナダ)
身長:185cm
体重:77kg
生年月日:1979年6月17日
2001年にプロ転向し、ネイションワイド、カナディアン、アジアン各ツアーでの経験を経て、現在はPGAツアーで活躍しているベテランだ。PGAツアーでの優勝はないものの、2013年のジョンディアクラシックではザック・ジョンソンやジョーダン・スピースとプレーオフを戦った。昨年のグリーンブライヤークラシックでも4選手とプレーオフ。ダニー・リーに敗れ、またしても優勝を逃す苦い経験もある。母国の代表選手としては、2013年のワールドカップに出場。ワイオミング大を卒業しており、プロゴルファーとしては珍しい心理学を専攻していた。
16.
呉阿順(ゴ・アジュン、中国)
身長:183cm
体重:73kg
生年月日:1985年6月22日
日本ツアーでも馴染みの深い中国出身の選手だ。アマチュア時代は中国アマチュア選手権で優勝しており、2007年にプロ転向。アジアンツアーを主戦場とした。その後、日本ツアーにも参戦するようになり、2012年のトーシンゴルフトーナメントでは池田勇太をプレーオフの末に破って優勝を遂げている。また、2015年にはヨーロピアンツアーのボルボ中国オープンでも優勝し、3人目のヨーロッパツアーで優勝した中国人選手となった。
17.
ライアン・フォックス(ニュージーランド)
身長:179cm
体重:98kg
生年月日:1987年1月22日
2012年にプロ転向し、以来、通算4勝を挙げている選手だ。主戦場はPGAツアー・オブ・オーストレイジアだが、2015年からはヨーロッパのチャレンジツアーにも参戦している。4勝の内訳はオーストラリアのウエスタンオーストラリアオープンやクイーンズランドPGA選手権などで、州レベルのメジャーを制している。また、ルーキーイヤーの2015年にはヨーロッパチャレンジツアーでも1勝を挙げており、同年に全英オープンに出場、49位タイの成績を収めている。実父のグラント・フォックスは、1987年のラグビーワールドカップで優勝を飾ったオールブラックスの一員としてフィールドに立っていた、国民的スターだ。
18.
ダニー・チア(マレーシア)
身長:170cm
体重:75kg
生年月日:1972年11月29日
1990年代半ばのマレーシアでは、彼の右に出る者はいないくらいの有名なアマチュア選手だった。1996年にプロ転向し、主にアジア男子ツアーをメーンとして戦ってきた。そして、マレーシア人としては始めてツアー優勝を遂げた選手だ。下部ツアーなどを含むと通算19勝を挙げているベテラン。2002年には全英オープンにも出場している。以前、イアン・スチールというスコットランド人の父を持つマレーシア人選手が全英オープンに出場しているが、スコットランド育ちで大学も米国で卒業したことから、チアが初めてのマレーシア人選手といってもいいだろう。43歳だが、長年のキャリアを武器にリオで活躍できるか。
19.
ミッコ・イロネン(フィンランド)
身長:187cm
体重:83kg
生年月日:1979年12月18日
ヨーロピアンツアーを主戦場とし、同ツアー5勝とアジア男子ツアーでも1勝を挙げている実力選手だ。母国フィンランドでは「ミスター・ゴルフ」と称されるほどのスターであり、2001年にプロ転向以来、フィンランド人として最高位の実力を誇っている。2000年にはアマチュア世界最高峰の試合であるアマチュア選手権をフィンランド人として初めて制し、その資格で2001年のマスターズにもアマチュアとして招待されている。趣味はスヌーカー。クロスカントリースキーを始めとする、さまざまなウインタースポーツが好きとのことだ。
20.
C・T・パン(台湾)
身長:168cm
体重:65kg
生年月日:1991年11月12日
現在はPGAツアーを目指して、ウエブドットコムツアーやPGAツアーカナダなどで着々と実力をつけている。ワシントン大学在学中は8勝を挙げた実力者で、2013年には世界アマチュアランキング1位を8週間キープした。すでにプロ通算2勝を挙げており、2015年のチャンバーズベイで開催された全米オープンにも出場。全選手中、2人しかいなかったローカル選手の一人だった。また、プロ転向直前の2014年にはアジアンゲームズにも出場しており、その年は個人と団体両方で金メダルを受賞した経験もある。
21.
アディルソン・ダ・シルバ(ブラジル)
身長:175cm
体重:75kg
生年月日:1972年1月24日
開催国代表のシルバは、南アフリカのサンシャインツアーを主戦場として戦うベテラン選手だ。サンシャインツアーでは通算12勝を挙げており、しかもツアーの最多連続予選通過では43試合という驚異的な記録を持つ。アマチュア時代にも母国のブラジルアマチュアオープン選手権を、1990年と1991年の2年連続制覇。普段は主戦場である南アフリカに住んでいるが、ホスト国の代表としてどんなゴルフを魅せてくれるかに注目したい。
22.
シーマス・パワー(アイルランド)
身長:191cm
体重:90kg
生年月日:1987年3月4日
アイルランド期待の若手選手であり、今回は大先輩であるパドレイグ・ハリントンとの出場となる。大学時代は米国の東テネシー大学で5勝をマーク。大学卒業後にプロ転向し、ウエブドットコムツアーの出場資格獲得を目指しながら、米国のミニツアーを地道に戦って2勝を挙げた。その後、苦労が実って2015年度のウエブドットコムツアーのクオリファングトーナメントを見事通過して、フル参戦。コンスタントに成績を積み上げて2016年度もシード権をキープしている。今回のオリンピックを起爆剤として、一気に駆け上がりたいところ。
23.
エスペン・コフスタッド(ノルウェー)
身長:188cm
体重:80kg
生年月日:1987年8月11日
ヨーロッパのチャレンジツアーを主戦場としており、2011年のプロ転向以来、3勝を挙げている。今年のシーズン開幕の時点では世界ランキングがなんと1520位だったが、6月の上旬までに478位まで急上昇。7月にもチャレンジツアーで3勝目を挙げて、今回のオリンピック出場に結びつけた。
24.
ループ・カコ(フィンランド)
身長:183cm
体重:82kg
生年月日:1982年2月13日
ヨーロッパのチャレンジツアーをメーンに戦っている。5歳からゴルフを始め、アマチュアの戦歴も優秀。母国での開催となったボルボフィーニッシュオープンでは歴代3人目となるアマチュア優勝を遂げた。2004年にプロ転向したが、なかなか成績を残せずにいた。何度かシード落ちする時期もあったが、2013年に悲願の初優勝を果たし、2015年にはヨーロピアンツアーのマデイラアイランドオープンも制した。妻は同じフィンランド出身で、LPGAの選手でもあるミネア・ブロムクイスト。
25.
ニノ・ベルタシオ(イタリア)
身長:183cm
体重:86kg
生年月日:1988年7月30日
2011年にプロ転向し、最初はイタリア、フランス、オーストリア、スイスを拠点とするアルプスツアーで実績を積んだ。2014年には同ツアーで賞金王にも輝いている。アマチュア時代にも母国のメジャー大会といえる、イタリアンナショナルマッチプレーやイタリアンマッチプレーなどを制覇。今年はヨーロッパツアーのシード権も獲得しての出場だけに、本人は心に期すものがあるだろう。
26.
シディクール・ラーマン(バングラデシュ)
身長:165cm
体重:84kg
生年月日:1984年11月20日
アジア男子ツアーとインドのツアーを拠点に活躍している選手で、通算8勝をマークしている。ニックネームはベンガルのタイガー・ウッズと呼ばれるほどの実力者。165cmと小柄でロングゲームはタイガーのようにいかないが、パッティングをはじめショートゲーム巧者だ。
27.
ミゲル・タブエナ(フィリピン)
身長:168cm
体重:66kg
生年月日:1994年10月13日
21歳と若手の選手ながら、2011年にプロ転向して以来9勝を挙げ、主にアジアンツアーでその実力を見せつけている。やや小柄ながらドライバーの平均飛距離は290ヤード近くを誇っているのも驚きだ。今年、フィリピンスポーツライター協会によるスポーツマン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、波に乗っているフィリピンの新星。
Part1の選手達はこちら!
15.
デビッド・ハーン(カナダ)
身長:185cm
体重:77kg
生年月日:1979年6月17日
2001年にプロ転向し、ネイションワイド、カナディアン、アジアン各ツアーでの経験を経て、現在はPGAツアーで活躍しているベテランだ。PGAツアーでの優勝はないものの、2013年のジョンディアクラシックではザック・ジョンソンやジョーダン・スピースとプレーオフを戦った。昨年のグリーンブライヤークラシックでも4選手とプレーオフ。ダニー・リーに敗れ、またしても優勝を逃す苦い経験もある。母国の代表選手としては、2013年のワールドカップに出場。ワイオミング大を卒業しており、プロゴルファーとしては珍しい心理学を専攻していた。
16.
呉阿順(ゴ・アジュン、中国)
身長:183cm
体重:73kg
生年月日:1985年6月22日
日本ツアーでも馴染みの深い中国出身の選手だ。アマチュア時代は中国アマチュア選手権で優勝しており、2007年にプロ転向。アジアンツアーを主戦場とした。その後、日本ツアーにも参戦するようになり、2012年のトーシンゴルフトーナメントでは池田勇太をプレーオフの末に破って優勝を遂げている。また、2015年にはヨーロピアンツアーのボルボ中国オープンでも優勝し、3人目のヨーロッパツアーで優勝した中国人選手となった。
17.
ライアン・フォックス(ニュージーランド)
身長:179cm
体重:98kg
生年月日:1987年1月22日
2012年にプロ転向し、以来、通算4勝を挙げている選手だ。主戦場はPGAツアー・オブ・オーストレイジアだが、2015年からはヨーロッパのチャレンジツアーにも参戦している。4勝の内訳はオーストラリアのウエスタンオーストラリアオープンやクイーンズランドPGA選手権などで、州レベルのメジャーを制している。また、ルーキーイヤーの2015年にはヨーロッパチャレンジツアーでも1勝を挙げており、同年に全英オープンに出場、49位タイの成績を収めている。実父のグラント・フォックスは、1987年のラグビーワールドカップで優勝を飾ったオールブラックスの一員としてフィールドに立っていた、国民的スターだ。
18.
ダニー・チア(マレーシア)
身長:170cm
体重:75kg
生年月日:1972年11月29日
1990年代半ばのマレーシアでは、彼の右に出る者はいないくらいの有名なアマチュア選手だった。1996年にプロ転向し、主にアジア男子ツアーをメーンとして戦ってきた。そして、マレーシア人としては始めてツアー優勝を遂げた選手だ。下部ツアーなどを含むと通算19勝を挙げているベテラン。2002年には全英オープンにも出場している。以前、イアン・スチールというスコットランド人の父を持つマレーシア人選手が全英オープンに出場しているが、スコットランド育ちで大学も米国で卒業したことから、チアが初めてのマレーシア人選手といってもいいだろう。43歳だが、長年のキャリアを武器にリオで活躍できるか。
19.
ミッコ・イロネン(フィンランド)
身長:187cm
体重:83kg
生年月日:1979年12月18日
ヨーロピアンツアーを主戦場とし、同ツアー5勝とアジア男子ツアーでも1勝を挙げている実力選手だ。母国フィンランドでは「ミスター・ゴルフ」と称されるほどのスターであり、2001年にプロ転向以来、フィンランド人として最高位の実力を誇っている。2000年にはアマチュア世界最高峰の試合であるアマチュア選手権をフィンランド人として初めて制し、その資格で2001年のマスターズにもアマチュアとして招待されている。趣味はスヌーカー。クロスカントリースキーを始めとする、さまざまなウインタースポーツが好きとのことだ。
20.
C・T・パン(台湾)
身長:168cm
体重:65kg
生年月日:1991年11月12日
現在はPGAツアーを目指して、ウエブドットコムツアーやPGAツアーカナダなどで着々と実力をつけている。ワシントン大学在学中は8勝を挙げた実力者で、2013年には世界アマチュアランキング1位を8週間キープした。すでにプロ通算2勝を挙げており、2015年のチャンバーズベイで開催された全米オープンにも出場。全選手中、2人しかいなかったローカル選手の一人だった。また、プロ転向直前の2014年にはアジアンゲームズにも出場しており、その年は個人と団体両方で金メダルを受賞した経験もある。
21.
アディルソン・ダ・シルバ(ブラジル)
身長:175cm
体重:75kg
生年月日:1972年1月24日
開催国代表のシルバは、南アフリカのサンシャインツアーを主戦場として戦うベテラン選手だ。サンシャインツアーでは通算12勝を挙げており、しかもツアーの最多連続予選通過では43試合という驚異的な記録を持つ。アマチュア時代にも母国のブラジルアマチュアオープン選手権を、1990年と1991年の2年連続制覇。普段は主戦場である南アフリカに住んでいるが、ホスト国の代表としてどんなゴルフを魅せてくれるかに注目したい。
22.
シーマス・パワー(アイルランド)
身長:191cm
体重:90kg
生年月日:1987年3月4日
アイルランド期待の若手選手であり、今回は大先輩であるパドレイグ・ハリントンとの出場となる。大学時代は米国の東テネシー大学で5勝をマーク。大学卒業後にプロ転向し、ウエブドットコムツアーの出場資格獲得を目指しながら、米国のミニツアーを地道に戦って2勝を挙げた。その後、苦労が実って2015年度のウエブドットコムツアーのクオリファングトーナメントを見事通過して、フル参戦。コンスタントに成績を積み上げて2016年度もシード権をキープしている。今回のオリンピックを起爆剤として、一気に駆け上がりたいところ。
23.
エスペン・コフスタッド(ノルウェー)
身長:188cm
体重:80kg
生年月日:1987年8月11日
ヨーロッパのチャレンジツアーを主戦場としており、2011年のプロ転向以来、3勝を挙げている。今年のシーズン開幕の時点では世界ランキングがなんと1520位だったが、6月の上旬までに478位まで急上昇。7月にもチャレンジツアーで3勝目を挙げて、今回のオリンピック出場に結びつけた。
24.
ループ・カコ(フィンランド)
身長:183cm
体重:82kg
生年月日:1982年2月13日
ヨーロッパのチャレンジツアーをメーンに戦っている。5歳からゴルフを始め、アマチュアの戦歴も優秀。母国での開催となったボルボフィーニッシュオープンでは歴代3人目となるアマチュア優勝を遂げた。2004年にプロ転向したが、なかなか成績を残せずにいた。何度かシード落ちする時期もあったが、2013年に悲願の初優勝を果たし、2015年にはヨーロピアンツアーのマデイラアイランドオープンも制した。妻は同じフィンランド出身で、LPGAの選手でもあるミネア・ブロムクイスト。
25.
ニノ・ベルタシオ(イタリア)
身長:183cm
体重:86kg
生年月日:1988年7月30日
2011年にプロ転向し、最初はイタリア、フランス、オーストリア、スイスを拠点とするアルプスツアーで実績を積んだ。2014年には同ツアーで賞金王にも輝いている。アマチュア時代にも母国のメジャー大会といえる、イタリアンナショナルマッチプレーやイタリアンマッチプレーなどを制覇。今年はヨーロッパツアーのシード権も獲得しての出場だけに、本人は心に期すものがあるだろう。
26.
シディクール・ラーマン(バングラデシュ)
身長:165cm
体重:84kg
生年月日:1984年11月20日
アジア男子ツアーとインドのツアーを拠点に活躍している選手で、通算8勝をマークしている。ニックネームはベンガルのタイガー・ウッズと呼ばれるほどの実力者。165cmと小柄でロングゲームはタイガーのようにいかないが、パッティングをはじめショートゲーム巧者だ。
27.
ミゲル・タブエナ(フィリピン)
身長:168cm
体重:66kg
生年月日:1994年10月13日
21歳と若手の選手ながら、2011年にプロ転向して以来9勝を挙げ、主にアジアンツアーでその実力を見せつけている。やや小柄ながらドライバーの平均飛距離は290ヤード近くを誇っているのも驚きだ。今年、フィリピンスポーツライター協会によるスポーツマン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、波に乗っているフィリピンの新星。