<フェデックス・セントジュード選手権 最終日◇18日◇TPC サウスウィンド(テネシー州)◇7243ヤード・パー70>
節目の10勝目を飾った松山英樹のバッグを担いだのは、“いつもの”早藤将太キャディではなく、田淵大賀氏だった。普段は久常涼のキャディを務める田淵氏だが、松山に起こったトラブルによって急きょタッグを組んだ。
“急造タッグ”田淵大賀キャディが大仕事 松山英樹の10勝目支え「毎日寝られなかった」
松山英樹と田淵大賀キャディの急造タッグ。そして節目のツアー10勝目を飾った。
配信日時:2024年8月19日 00時03分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -11 | 松山 英樹 |
1 | -11 | デニー・マッカーシー |
3 | -10 | サム・バーンズ |
4 | -9 | スコッティ・シェフラー |
5 | -8 | ジャスティン・ローズ |
5 | -8 | ニック・ダンラップ |
7 | -7 | ビクトル・ホブラン |
7 | -7 | ロバート・マッキンタイア |
7 | -7 | ビリー・ホーシェル |
10 | -6 | クリス・カーク |
<フェデックス・セントジュード選手権 最終日◇18日◇TPC サウスウィンド(テネシー州)◇7243ヤード・パー70>
節目の10勝目を飾った松山英樹のバッグを担いだのは、“いつもの”早藤将太キャディではなく、田淵大賀氏だった。普段は久常涼のキャディを務める田淵氏だが、松山に起こったトラブルによって急きょタッグを組んだ。
「パリ五輪」で銅メダルを獲得後に滞在したロンドンで、松山の財布、早藤キャディと黒宮幹仁コーチのパスポートが盗難被害に遭った。早藤キャディと黒宮コーチは一時帰国し、チームがバラバラの状態で米国入りを余儀なくされた。そして年間王者がかかる舞台の初戦を、田淵キャディとの急造タッグで戦うことになった。
ウイニングパットを沈めると、ふたりはガッチリと握手。頭を下げる田淵氏の肩を抱き寄せ、笑顔で短いハグをかわした。
「本当に松山さんに感謝です。何もできないので、一番近くでギャラリーをさせてもらっていたという感じです」と謙虚に振り返った田淵キャディ。タッグが決まってから「毎日寝られなかった」と緊張しきりの1週間で、「きょうも寝られなかったです」と苦笑い。そしてやっと、肩の力を抜いた。
5打リードで最終日を迎えたが、一時は首位から陥落した。だが、17番で8メートルを決めて単独首位にカムバック。優勝をたぐり寄せたバーディパットだったが、「ラインが分からなかったです。松山さんが『真っすぐかなあ』と言ったので、『真っすぐ』と言ったら入りました」。大台10勝目を引き寄せた場面の裏話を明かした。
日本のエースの隣で1週間を過ごし、そのすごさを肌で感じた。「全部すごかったです。非の打ちどころがない。ショットもうまいし、ゴルフ脳ももちろんすごい。ここ(PGAツアー)で10年以上やられていて経験もあって、コースも全部分かっている。自分は横を歩いていただけ。申し訳ないですけど、優勝させてもらいました」。そうは言いながらも、表情は誇らしげだった。
来週は早藤氏が戻ってこられる見込み。大仕事をやってのけた松山・田淵コンビは、この1試合で“解散”となる。「(今後)PGAツアーに出る選手に、この経験を伝えていきたい」。田淵キャディにとっても、価値ある1勝となった。
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Round 4 | ||
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順位 | Sc | PLAYER |
1 | -11 | 松山 英樹 |
1 | -11 | デニー・マッカーシー |
3 | -10 | サム・バーンズ |
4 | -9 | スコッティ・シェフラー |
5 | -8 | ジャスティン・ローズ |
5 | -8 | ニック・ダンラップ |
7 | -7 | ビクトル・ホブラン |
7 | -7 | ロバート・マッキンタイア |
7 | -7 | ビリー・ホーシェル |
10 | -6 | クリス・カーク |
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