■スペインの期待のラームがゴソゴソ…
その後はクラブハウス近辺、練習場近辺を行ったり来たり。レアもの、いいネタを探しに出かけた。するとクラブハウス前に見慣れた顔。「ジェイソン・デイだ！」と、声をかけようとしたが、カートに乗って消えてしまった。また明日探すとしよう。気落ちしている暇はない。横を見ると若手有望株、今季米ツアー初優勝で、今大会でも対抗馬として名前が急浮上している22歳のジョン・ラームではないか。しかもなんだかごそごそやっている。

巨大な練習場はこんな感じ！

声をかけてみると、真新しいキャディバッグにクラブや荷物を入れ替えている。ご存じの方もいるだろうが、マスターズをはじめ、海外メジャーでは主要メーカーが大会オリジナルのキャディバッグをつくり、選手に配る。マスターズといえばグリーン。ラームが抱えていたのはグリーンと白のシンプルながら、果てしなくおしゃれなカラーリングとデザイン。「これがほしかったんだよ。初めてのマスターズは最高だね！　すべてが楽しい」とテンション高め。「コレもらっていいんだろう？」とメーカー関係者に聞くほどだった。

■さあ午後の取材だ！と思ったら…
そんなこんなで昼になり、さあこれからというときに、雷雨のためコースが一時クローズ。再開はしたものの、その後はなんと竜巻注意報がコース周辺に出され、避難勧告が出されるという、なんともアメリカらしいスケールの大きな話に出くわした。よく映像で見るあんな竜巻が来たらどうしようと心配ではあったが、注意報は解除。無事2日目を終えることができた。

ちょっと収穫が少なかった2日目。松山選手も今日は顔を見せず。明日は晴れ予報で選手も多くなるはず。きっといろんなお話が落ちているとんだろうな、ということでそろそろ寝るとする。

最後におまけで。選手には1人1台コーテシーカーという専用車があてがわれる。ベンツの大型SUVなのだ。しかもフロントガラスには“マスターズ選手“というシール付き。初日に勇太選手に写真をお願いしたら、こんなお茶目なピースサイン。乗ってみたいな〜。