欧州チームと米国チームが熱い戦いを終えてからわずか4日後…。イタリア、ローマ郊外のマルコ・シモーネG&CCから大きな黒煙が上がった。
10月5日午後、1番フェアウェイに設置されていた3階建てのホスピタリティスタンドが炎に包まれた。熱戦を見守った観客がいなくなったコースには、多くのギャラリースタンドを解体する作業が進められていたという。
そんな折、午後5時に同地域の消防局に火災を知らせる一方が入る。そして消火活動が行われた。ライダーカップの欧州チーム広報によると、けが人はいないという。
この火災は数キロ離れた場所から黒煙が確認されて、たくさんの動画がX(旧ツイッター)などSNSに投稿された。ただ、ホスピタリティ一棟は燃え尽くしたが、延焼はなく、「ゴルフコースへのダメージはなかった」と確認されている。
また上空から撮影された映像をイタリアの消防局がSNSにアップ。5人の消防士が火災をコントロールしたという。なおイタリア初開催だったライダーカップ(10月1日終了)開催期間中には延べ20万人がコースを訪れた。(文・武川玲子=米国在住)