3打目をグリーン手前まで運ぶと、アプローチを寄せてボギーセーブ。クーチャーに一打リードされたが、ここで完全にスイッチが入った。14番パー3ではピンをかすめるスーパーショットでバーディを奪うと、続く15番パー5では約15メートルのパットをねじ込んでイーグルとした。あまりの出来事にスピース自身も驚きを隠せない。「あのイーグルをもっと喜ぶべきだった。ガッツポーズをするべきだったと思う。でも、何をしているか分からなかったんだ」。キャディを指さして叫んだ言葉は「ボールを忘れるなよ!」。普段では見られない光景だった。
もはやロイヤルバークデールはスピースのひとり舞台。16番、17番も連続バーディとしてクラレットジャグを確実なものとした。最終ホールでグリーンに向かうスピースに浴びせられたのは、ギャラリーからの万雷の拍手だった。
今月27日に24歳の誕生日を迎えるスピースは次戦「全米プロゴルフ選手権」でキャリアグランドスラムの偉業に挑む。「グランドスラムは人生のターゲットともいえる。キャリアのゴールだ。でも、彼ら(グランドスラム達成者は)ゴルフの世界を越えた存在。もちろん僕はまだ全然そのレベルに達していないし、存在でもない。良いスタートだとは思うけど、まだまだ進んでいかなくてはならない」。圧巻の強さを見せた23歳は、伝説の一打と共にさらなる高みに歩き出す。
もはやロイヤルバークデールはスピースのひとり舞台。16番、17番も連続バーディとしてクラレットジャグを確実なものとした。最終ホールでグリーンに向かうスピースに浴びせられたのは、ギャラリーからの万雷の拍手だった。
今月27日に24歳の誕生日を迎えるスピースは次戦「全米プロゴルフ選手権」でキャリアグランドスラムの偉業に挑む。「グランドスラムは人生のターゲットともいえる。キャリアのゴールだ。でも、彼ら(グランドスラム達成者は)ゴルフの世界を越えた存在。もちろん僕はまだ全然そのレベルに達していないし、存在でもない。良いスタートだとは思うけど、まだまだ進んでいかなくてはならない」。圧巻の強さを見せた23歳は、伝説の一打と共にさらなる高みに歩き出す。