昨年9月のDPワールド（欧州）ツアー「カズー・フランスオープン」で欧州ツアー初優勝を挙げ、同ツアーの新人王に輝いた久常涼。今季は米国男子ツアーを主戦場としている21歳は、海外メジャー第1戦「マスターズ」（4月11日開幕、米ジョージア州・オーガスタナショナルGC）の特別招待選手として初出場することが決まった。

「昨日に電話があって、出場できると分かって、本当にびっくりと、声が出なかったです。僕にとって“1番出たい大会”であったので、今からワクワクが止まらないです」

“憧れ”のマスターズ出場への切符を掴んだ久常。この大会は自身が憧れる松山英樹が2021年に初メジャータイトルを掴んだ檜舞台だ。「松山さんが優勝した時は、朝3時ぐらいから起きて、テレビを見ていたので、優勝された瞬間、自分も感動しました。自分も同じ舞台で戦えるということがちょっとびっくりしています」。

今年から米ツアーに参戦。同じ大会に出場しているときは、練習ラウンドをともにしている。「現地で一緒に練習ラウンドをしていただきたいですし、たくさんの先輩方がマスターズをプレーをされているので、いろんな先輩に話を聞いて準備をしていきたい」。

先週の「ジェネシス招待」は出場ができず、松山の米ツアー9勝目は携帯のライブ配信で観戦していた。「残念ながら現地で見ることはできなかったですけど、後半のバックナインは、松山さんのプレーがすごすぎて、リビエラが簡単そうに見えた。優勝されて僕も嬉しかったです」。

今週は「メキシコ・オープン」に出場し、米ツアー初優勝を目指す。「先週のオフはゆっくりと過ごすことできた。初めてメキシコにはくるのですけど、明日から頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。