<ザ・アメリカンエキスプレス 事前情報◇17日◇PGAウエスト ピート・ダイ スタジアムC(7187ヤード・パー72)、PGAウエスト ニクラス・トーナメントC(7147ヤード・パー72)、ラキンタCC(7060ヤード・パー72、いずれも米カリフォルニア州)>
2023年、米国男子ツアーの第3戦はカリフォルニア州パーム・スプリングスで「ザ・アメリカンエキスプレス」が19日に開幕する。
世界ランキング1位のローリー・マキロイ(北アイルランド)は今週もお休み中。そんな中、この大会の結果次第で“世界ランキング1位”が同時に二人誕生する可能性があるという。世界ランキングを追いかける“Nosferatu”の計算によると、その条件とは…。
・現在世界ランキング5位のパトリック・キャントレー(米国)が優勝
・同2位のスコッティ・シェフラー(米国)が単独8位
この順位で二人が大会を終了した場合はポイントが同点となり、キャントレーは初の世界ランキング1位、シェフラーは返り咲きとなるという。
ちなみに世界ランキング4位のジョン・ラーム(スペイン)は今週勝利しても世界ランキング1位には届かないと“Nosferatu”。年明けの「セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ」で勝利したラームは、昨年10月の欧州ツアー「アシアナオープン」、11月の欧州ツアー最終戦「DPワールドツアー選手権」でも勝利。出場過去5大会で3勝と絶好調である。
だが、セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズでもキャントレーを抜くことができなかったことには、「何がどうなっているのか…わからない。昨年8月以来、(米ツアーではツアー選手権を除いて)一度もトップ8位を逃したことない。世界ランキング1位のプレーをしているはずなのに」と不満を漏らした。要因は昨年、世界ランキングのポイントシステムが改正されたこと。出場人数の少ないセントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズでは獲得ポイントが少なかった。(文・武川玲子=米国在住)