<ジェネシス招待 事前情報◇11日◇トリーパインズGC サウスC(カリフォルニア州)◇7765ヤード・パー72>
1月初旬に起きた米カリフォルニア州ロサンゼルスの山火事で開催コースが変更された今年の「ジェネシス招待」(2月13〜16日)。11日、PGAツアーと同大会のホストを務め大会運営をするタイガー・ウッズ(米国)のファンデーション、TGRが「カリフォルニア・ライズ」、山火事からの復興を支援するための慈善基金を発表した。
タイトルスポンサーのジェネシスは、100台のトーナメント車両と800万ドル(約12億円)を寄付し、アメリカ赤十字、ワールド・セントラル・キッチン、カリフォルニア火災基金、ジェネシス・インスピレーション基金の4団体に役立てる。
出場する選手はこの基金を支援、「Birdies for Good 」プログラムを通じて、大会中にバーディ、またはイーグルを奪うごとに300ドルがカリフォルニア・ライズに加算、またホールインワンは1万ドルの寄付が増額される。
ギャラリーが購入した2025年チケット代金も「カリフォルニア・ライズ」に寄付され、トーナメントショップ、トーリーパインズGCのプロショップでは「カリフォルニア・ライズ」のグッズが販売され、売り上げの100%がチャリティに寄付される。
またコースの至るところに寄付サイトへのリンクが設置され、9番ティのジェネシスラウンジでは、消防士などに感謝の手紙を送ることができる。2021年大会覇者でロサンゼルス出身のマックス・ホーマ(米国)は「僕よりもずっと大きなグループが支援する姿を見るのはとてもうれしい。僕のバーディでは十分でじゃないが、できれば1ダースのバーディを取って、少しでも役立ちたい」と話した。(文・武川玲子=米国在住)