＜ジェネシス・オープン 2日目◇17日◇リビエラCC（7,322ヤード・パー71）＞

3週前の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」で1年ぶりにツアー復帰し、23位タイに入ったタイガー・ウッズ（米国）。今週はツアー復帰後2戦目とあって、大きな期待が寄せられたが、結果はあえなく予選落ち。2日目は3バーディ・8ボギーの“76”と振るわず、トータル6オーバーの暫定116位に沈み、日没サスペンデッドで全選手がホールアウトしていないながら、早々に決勝ラウンド進出を逃した。

右の林なんて怖くない！スライスはこう打て！【タイガー・ウッズ連続写真】

「バックナインで盛り返さないといけない状況で反対方向に行ってしまった」と反省するように、前半だけで二つスコアを落とすと、後半も3連続を含む4ボギー（1バーディ）。「ティショットは毎ホール左に行くし、パットも入らなかった」と、大きくスコアを崩す流れを止めることがなかった。

出だしの1番、2番でティショットを左にミス。3番は初めて右に行ったが、浅いラフから6メートルにつけてバーディを奪う。ところがそこからボギーとバーディを繰り返し、迎えた7番パー4。ここでもティショットを左に曲げてバンカーへ。グリーンを狙ったショットが左前方のアゴに当たり、フェアウェイの真横に出ただけ。そこから2メートル半に寄せたが、これを外してこの日初めての連続ボギー。そこから巻き返す力は今のタイガーには残っていなかった。

「軽いフェード系の球が曲がりきらずに左に行ってばっかり」と、前日外しまくった右へのミスから一転「修正のしようがなかった。原因が分かっていたら直していたよ」と、試合勘が戻らない中での対応力の弱さを露呈した。「週末は時間ができたから、修正に取り組んでみるよ」と自嘲気味に笑うしかない。「試合に出て戦うことが大事」と、次週の「ホンダ・クラシック」への出場を決めた直後のラウンドで、課題が山積みであることが浮き彫りになった。