その姿を見て思い出したのは、2015年に米ツアーにデビューしたトーマスが初めて優勝争いに絡み、終盤に池に落として負けた直後に口にした言葉。「それでも何が起こるかわからないから、最後まで絶対に諦めなかった」
先週はギャラリーに翻弄されたトーマスだが、今週は自分のゴルフと自分らしさを取り戻し、ネバーギブアップと冷静な判断と着実なプレーを遂行。トーマスもウッズ同様、優勝の可能性を自分で自分にもたらせたことに、大きな達成感を感じていた。
「これまでとは違うレベルの戦いだった。心静かに、忍耐のゴルフができた」
今季2勝目を挙げ、フェデックスカップ1位、最新の世界ランキングで3位に躍り出たトーマスは今、“トーマスのレベル”を上へ上へと更新しつつある。
ウッズもトーマスも、それぞれのレベルアップを実現し、その姿に大観衆が酔いしれた今年のホンダ・クラシック。パー3の17番はギャラリースタンドが至近距離にあり、「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」の名物ホール16番としばしば比較されることもあるが、詰め寄せた人々による大きなトラブルは起こらず、トーマスは頭痛薬ではなくトロフィーを人々の拍手喝采の中で手に入れた。
もしかしたら、選手も関係者もギャラリーも、いやウッズ自身も、みんなが“ウッズがいる今”に少しずつ慣れてきたせいなのかもしれない。
先週はギャラリーに翻弄されたトーマスだが、今週は自分のゴルフと自分らしさを取り戻し、ネバーギブアップと冷静な判断と着実なプレーを遂行。トーマスもウッズ同様、優勝の可能性を自分で自分にもたらせたことに、大きな達成感を感じていた。
「これまでとは違うレベルの戦いだった。心静かに、忍耐のゴルフができた」
今季2勝目を挙げ、フェデックスカップ1位、最新の世界ランキングで3位に躍り出たトーマスは今、“トーマスのレベル”を上へ上へと更新しつつある。
ウッズもトーマスも、それぞれのレベルアップを実現し、その姿に大観衆が酔いしれた今年のホンダ・クラシック。パー3の17番はギャラリースタンドが至近距離にあり、「ウェイスト・マネージメント・フェニックス・オープン」の名物ホール16番としばしば比較されることもあるが、詰め寄せた人々による大きなトラブルは起こらず、トーマスは頭痛薬ではなくトロフィーを人々の拍手喝采の中で手に入れた。
もしかしたら、選手も関係者もギャラリーも、いやウッズ自身も、みんなが“ウッズがいる今”に少しずつ慣れてきたせいなのかもしれない。