＜バルスパー選手権 最終日◇11日◇インニスブルック・リゾート＆GC（7,340ヤード・パー71）＞

米国男子ツアーの「バルスパー選手権」最終日、この日6つ伸ばしたポール・ケーシー（イングランド）がトータル10アンダーでホールアウト。4年7か月ぶりの勝利を狙うタイガー・ウッズ（米国）を1打差でかわし、PGAツアー2勝目を挙げた。

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欧州ツアーで13勝を挙げている実力者のケーシー。ところが、PGAツアーでは実に2009年以来の2勝目となり、「勝つことがこれほど難しいとは。今は喜びに浸りたい」と涙を見せた。そして、元ナイキ契約であることもあり、その使用ギアにも興味深いものがある。

ケーシーはナイキのクラブ・ボール撤退後に、ボール契約をタイトリストと結び、ウッドのみテーラーメイドと契約するものの、部分的な契約にとどめる。その他は好きなものを選べる契約フリーの立場だ。ナイキ離脱後は、ミズノのアイアン、ボーケイのウェッジを長く好み、持ち前の鋭いショットに磨きをかける。

ウッドはテーラーメイド、アイアンはミズノ、ウェッジはボーケイ、パターはスコッティ・キャメロン、ボールはタイトリスト。タイガー・ウッズの42歳での復活が話題だが、40歳を迎えたケーシーも、契約フリーで最高のギアを選ぶことで確実にパフォーマンスアップできることを示している。