スターのタイガー・ウッズがレジェンド、アーノルド・パーマーに思うこと

＜アーノルド・パーマー招待 2日目◇16日◇ベイヒルC＆ロッジ（7,419ヤード・パー72）＞

米国男子ツアーの「アーノルド・パーマー招待」は文字通り、パーマーあっての大会だった。慈善活動を広く普及させ、米国スポーツ界のスーパースターだったパーマー。その存在が心の中で薄れることはないが、2年前に亡くなってからは、主役不在の大会も少しさみしい。

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そんな雰囲気を一気に変えているのが、タイガー・ウッズ（米国）だ。パーマーやジャック・ニクラス（米国）の後を引き継ぎ、スーパースター街道を突っ走ってきたウッズ。完全復活目前まできているが、この日は2バーディ・2ボギーとスコアは変わらず。トータル4アンダー・17位タイに後退してしまった。

「今日はとにかく耐えた。強く戦った。少しずつズレていた」と、前日の4アンダーから一転、ガマンのゴルフとなったが、その表情は前を向く。「この大会では大きな成功を収めている。18番グリーンを下りて、アーノルドからハグされるのが最高の瞬間なんだ」。過去8度制している本大会での思い出を語るウッズ。そのパーマーはもういないが、その意志を受け継いでいるウッズにはファンの期待も最高潮に達している。