強い日差しに照らされた今日のサンデーアフタヌーン。72ホール目を見事なバーディーで締め括り、通算14勝目を挙げたマキロイ。かつてなら笑顔のパーマーが18番グリーンの丘の上で勝者を迎えてくれていたが、「そうやって丘を登ってパーマーと握手ができないのが、とても残念だ」

パーマーが亡くなった日に挙げた勝利から539日が経過。元世界一のマキロイは、肋骨を痛め、欠場も余儀なくされ、さまざまなランキングは下降していった。その間に結婚した妻エリカは、そんなマキロイの心の支えになっていた。その妻エリカとパーマーは「偶然にも誕生日が同じなんだ。そのことをいつも僕とエリカは話していた」

そして今日、パーマーのお膝元のベイヒルで復活優勝を遂げ、「なんだかアイロニック（皮肉）なものを感じずにはいられない」と思わず言ったマキロイ。

ここまで聞いたら、きっとみなさんもパーマーの魂のいたずらを信じたくなるのではないだろうか。

「神様を信じますか？魂を信じますか？」

「パーマーが天国からベイヒルへ遊びに来ていたと思いますか？」