<全米オープン 事前情報>◇17日◇ベスページ・ステートパーク・ブラックコース(7,445ヤード・パー70)
いよいよ今日から始まる第109回「全米オープン」。4大メジャーの中で最も難しいコースセッティングと言われ、毎年選手たちを苦しめてきた今大会。今年はニューヨーク州にあるベスページ・ステートパーク・ブラックコースを舞台に開催される。
真の実力No.1を決める世界で最もタフなトーナメント「全米オープン」
前回この会場で開催されたのは、今から7年前の2002年大会。タイガー・ウッズ(米国)が4日間で唯一人アンダーパーでまわり、全米オープン2度目の優勝を飾っている。クラブの進化とともに年々難しさを増すコース設定だが、今年は500ヤード以上のパー4が3つもあるというのも見ものだ。特に7番ホールの525ヤードは、昨年開催されたトーリーパインズ6番の515ヤードを超える全米オープン最長のパー4となった。
ツアーの中でも飛ばし屋の異名を持つJ・Bホームズ(米国)も「このコースはとにかく長い」とUSAトゥデイ誌の取材で答えている。だが「ここのラフは厳しいが、対処できないことはないし、フェアウェイも普通でグリーンも平坦だ」とコースの印象を語り「ここは私でさえラウンド中12〜13回はドライバーを使えるので、飛距離を活かせる」とも話している。
一方、2007年の「マスターズ」の覇者ザック・ジョンソン(米国)は「飛ばない人にはあまり嬉しくないが、ティショットの選択肢もある。これらの3ホールは非常に難しくなりそうだが、フェアになるだろう」と飛ぶ者だけが有利ではないということを語った。
そんな中、優勝候補でディフェンディングチャンピオンのウッズはこの日練習ラウンドを行い、グリーン周りなどを入念にチェックしていた。練習日ということもあり、ギャラリーからカメラを向けられることもあったが、集中してプレーに取り組み連覇にかける意気込みがうかがえた。
高い技術と精神力が要求されるコースなだけに、この2つを兼ね備えたウッズが勝利をものにする可能性は高いが、不安材料がないわけではない。昨年大会終了後に左ヒザの手術を行い、その後ツアーから離脱。今季のメジャー第1戦の「マスターズ」では“タイガーチャージ”が一歩及ばず6位タイに終わっている。
それでもここまで7試合に出場し「アーノルド・パーマー招待」「ザ・メモリアル・トーナメント」で最終日に大逆転し2勝を挙げている。出場した試合には常にトップ10フィニッシュしているウッズが優勝候補の本命と呼べるだろう。
初日ウッズと一緒に回るのは、今年のマスターズチャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、昨年メジャー2勝のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)となっている。
そのウッズの対抗となるのがフィル・ミケルソン(米国)。夫人の乳がんのため、およそ1か月戦線離脱していたが先週の「セントジュード・クラシック」で復帰。最終日に崩れ59位タイに終わったが、試合勘はしっかりと取り戻している。この日もリラックスしながら調整を行い、笑顔の絶えない練習ラウンドとなった。16日に39歳になったばかりのミケルソン、4回目のメジャー獲得に向けて初日はアーニー・エルス(南アフリカ)、レティーフ・グーセン(南アフリカ)と同組でスタートする。
いよいよ今日から始まる第109回「全米オープン」。4大メジャーの中で最も難しいコースセッティングと言われ、毎年選手たちを苦しめてきた今大会。今年はニューヨーク州にあるベスページ・ステートパーク・ブラックコースを舞台に開催される。
真の実力No.1を決める世界で最もタフなトーナメント「全米オープン」
前回この会場で開催されたのは、今から7年前の2002年大会。タイガー・ウッズ(米国)が4日間で唯一人アンダーパーでまわり、全米オープン2度目の優勝を飾っている。クラブの進化とともに年々難しさを増すコース設定だが、今年は500ヤード以上のパー4が3つもあるというのも見ものだ。特に7番ホールの525ヤードは、昨年開催されたトーリーパインズ6番の515ヤードを超える全米オープン最長のパー4となった。
ツアーの中でも飛ばし屋の異名を持つJ・Bホームズ(米国)も「このコースはとにかく長い」とUSAトゥデイ誌の取材で答えている。だが「ここのラフは厳しいが、対処できないことはないし、フェアウェイも普通でグリーンも平坦だ」とコースの印象を語り「ここは私でさえラウンド中12〜13回はドライバーを使えるので、飛距離を活かせる」とも話している。
一方、2007年の「マスターズ」の覇者ザック・ジョンソン(米国)は「飛ばない人にはあまり嬉しくないが、ティショットの選択肢もある。これらの3ホールは非常に難しくなりそうだが、フェアになるだろう」と飛ぶ者だけが有利ではないということを語った。
そんな中、優勝候補でディフェンディングチャンピオンのウッズはこの日練習ラウンドを行い、グリーン周りなどを入念にチェックしていた。練習日ということもあり、ギャラリーからカメラを向けられることもあったが、集中してプレーに取り組み連覇にかける意気込みがうかがえた。
高い技術と精神力が要求されるコースなだけに、この2つを兼ね備えたウッズが勝利をものにする可能性は高いが、不安材料がないわけではない。昨年大会終了後に左ヒザの手術を行い、その後ツアーから離脱。今季のメジャー第1戦の「マスターズ」では“タイガーチャージ”が一歩及ばず6位タイに終わっている。
それでもここまで7試合に出場し「アーノルド・パーマー招待」「ザ・メモリアル・トーナメント」で最終日に大逆転し2勝を挙げている。出場した試合には常にトップ10フィニッシュしているウッズが優勝候補の本命と呼べるだろう。
初日ウッズと一緒に回るのは、今年のマスターズチャンピオンのアンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、昨年メジャー2勝のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)となっている。
そのウッズの対抗となるのがフィル・ミケルソン(米国)。夫人の乳がんのため、およそ1か月戦線離脱していたが先週の「セントジュード・クラシック」で復帰。最終日に崩れ59位タイに終わったが、試合勘はしっかりと取り戻している。この日もリラックスしながら調整を行い、笑顔の絶えない練習ラウンドとなった。16日に39歳になったばかりのミケルソン、4回目のメジャー獲得に向けて初日はアーニー・エルス(南アフリカ)、レティーフ・グーセン(南アフリカ)と同組でスタートする。