＜全英オープン　事前情報＞ターンベリー(7,204ヤード・パー70)

　7月16日(木)から19日(日)までスコットランドにあるターンベリーで開催される、第138回「全英オープン」。今大会の日本最終予選である「〜全英への道〜　ミズノオープンよみうりクラシック」を終了し、ゴルフの聖地に乗り込む日本選手が出揃った。

矢野、27位タイフィニッシュ！全英でリベンジだ！全米オープン結果

　毎年比較的多くの日本人選手が出場する世界最古のメジャー。「マスターズ」4位の片山晋呉、「全米オープン」での活躍が記憶に新しい矢野東を筆頭に、米ツアーで活躍する今田竜二、「ミズノオープンよみうりクラシック」で圧巻のツアー3勝目を挙げた石川遼、全英オープン日本予選ランキング上位の池田勇太、小田孔明、そして「ミズノオープンよみうりクラシック」で上位4名に入った久保谷健一、近藤共弘の8名がイギリスで最も美しいコースの1つとも称されるターンベリーに挑む。

　15年ぶり4回目の開催となる今年の舞台ターンベリーも世界中の強豪を受け入れる準備を着々と進めている。全英オープン開催のために大幅なレイアウト変更がなされ、コースの全長は前回94年大会の6,957ヤードから7,204ヤードに延長された。大会を主催するR＆Aのジョージ・マクレガー氏によれば、コースはここまで天候にも恵まれラフの草もかなり茂ってきているとのこと。その美しさとはうらはらに今年も選手を苦しめるモンスターコースに生まれ変わっている。

　「全米オープン」第2ラウンドで4位タイに躍進し世界の注目を集めた矢野は、全英オープンの前週にスコットランドのグラスゴーにあるロック・モンドゴルフクラブで開催される、欧州男子ツアー「バークレイズ・スコティッシュオープン」に出場予定。同じくこのメジャー前哨戦に出場するジェフ・オギルビー(オーストラリア)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)といった強豪を相手に全英に向けて腕試しに挑む。昨年大会で1打及ばず予選落ちを喫したリベンジを果たすためにも、好成績をおさめて気分良くターンベリーに入りたいところ。片山が背筋痛でコンディションを落としているだけに矢野の躍進に期待がかかる。