米国男子ツアー「RBCヘリテイジ」でツアー初優勝を遂げた小平智。16日（月）から神奈川県の箱根湖畔GCで行われるプロアマ大会「ISPS HANDA・ヤーマン＆ストゥービオーナーズカップ」に出場するためコース入りしていたジャンボこと尾崎将司も、日本人史上5人目の快挙を祝福した。

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早朝から宿泊先で試合をテレビ観戦していたというジャンボ。日本人史上最速となる15試合でのスピード優勝達成となったが、「こんなに早く優勝するとは思っていなかったよ。本人のためにならないんじゃないか（笑）」と、“ジャンボ節”で茶化しつつも、28歳の新たな門出に笑顔を浮かべていた。

自身と親交が深い古閑美保が小平と結婚した際には、結婚祝いとして小平にウェッジを贈り、オフには自宅でアプローチを指導したこともあるジャンボだが、「今年は（小平と）なにも話してないよ（笑）。ゴルフなんてな、自分で見つけるものなんだよ。本人がオレにお世話になっていると言っているだけだよ。教え子でもないしな」と、照れ隠しもあったか、終始笑顔で語っていた。

「松山（英樹）の一人舞台だったところに、小平（の優勝）がな。結局、自分の目標、目的があいつの場合はハッキリしていたから、ここ（アメリカ）でやるっていうな。そういう意識がハッキリすれば前向きな気持ちになれる。でも、前向きな気持ちだけじゃダメだ。それなりの手応えが自分の中にないと。それがあったんだろうな」

日本では飛ばし屋としてならしている小平。ロングヒッターがひしめくパワー全盛の米ツアーでどこまで力を発揮できるか。「どんどん上を目指して、勉強していくことが大事。向こうに行けば新しい教材があるわけだから。飛距離をもっと出すためのトレーニング方法とかな。でも、体格的なものはあるけど、今の（日本の）若手だって結構飛距離出るんだよな。ゴルフもうまくなっているし、楽しみだよな」。小平に続く若きサムライの登場にも期待を寄せた。