<バレロ・テキサス・オープン 最終日◇22日◇TPCサンアントニオ(7,435ヤード・パー72)>
「バレロ・テキサス・オープン」は最終日を首位タイで迎えたザック・ジョンソン(米国)が逃げ切り優勝を遂げるだろう、というのが大方の予想だった。というのも、ジョンソンは言わずと知れたメジャーチャンプ。そして、2008年と09年の同大会覇者でもある。コースを知り尽くし、相性も良く、おまけに優勝争いに絡んでいた他の顔ぶれはランキング下位選手ばかりだったからだ。
【関連動画】A・ランドリーが歓喜の初V 最終日のハイライト
しかし、アーノルド・パーマーとジャスティン・レナード(ともに米国)に続く史上3人目の同大会3勝目を狙うことには、やはり多少のプレッシャーもあったのだと思う。予想に反してジョンソンは力を出し切れず、終盤は世界ランキング114位のアンドリュー・ランドリーと同306位のトレイ・マリナックス(ともに米国)の戦いに絞られていった。
マリナックスは2014年にプロ転向した米ツアー2年目の25歳。今大会2日目にコースレコードの「62」をマークするなど、勢いがあった。だが、初優勝を目前にした初めての優勝争いは、彼の平常心を失わせてしまった。そうなれば、当たり前のようにできていたこともできなくなる。
ランドリーから1打差の2位で迎えた17番。バンカー越えのピッチショットを打とうとしたマリナックスは、まるで素人のように大ダフリして目の前のバンカーへ。難しいショットを打とうとしたわけではない。優勝争いのプレッシャーを感じていた状況が、さほど難しくないはずのショットを必要以上に難しくした。そして、このホールのボギーが実質的に彼の敗北に繋がった。
「バレロ・テキサス・オープン」は最終日を首位タイで迎えたザック・ジョンソン(米国)が逃げ切り優勝を遂げるだろう、というのが大方の予想だった。というのも、ジョンソンは言わずと知れたメジャーチャンプ。そして、2008年と09年の同大会覇者でもある。コースを知り尽くし、相性も良く、おまけに優勝争いに絡んでいた他の顔ぶれはランキング下位選手ばかりだったからだ。
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しかし、アーノルド・パーマーとジャスティン・レナード(ともに米国)に続く史上3人目の同大会3勝目を狙うことには、やはり多少のプレッシャーもあったのだと思う。予想に反してジョンソンは力を出し切れず、終盤は世界ランキング114位のアンドリュー・ランドリーと同306位のトレイ・マリナックス(ともに米国)の戦いに絞られていった。
マリナックスは2014年にプロ転向した米ツアー2年目の25歳。今大会2日目にコースレコードの「62」をマークするなど、勢いがあった。だが、初優勝を目前にした初めての優勝争いは、彼の平常心を失わせてしまった。そうなれば、当たり前のようにできていたこともできなくなる。
ランドリーから1打差の2位で迎えた17番。バンカー越えのピッチショットを打とうとしたマリナックスは、まるで素人のように大ダフリして目の前のバンカーへ。難しいショットを打とうとしたわけではない。優勝争いのプレッシャーを感じていた状況が、さほど難しくないはずのショットを必要以上に難しくした。そして、このホールのボギーが実質的に彼の敗北に繋がった。