＜全英オープン　事前情報＞◇15日◇ターンベリー(7,204ヤード・パー70)

　第138回「全英オープン」がいよいよ開幕。タイガー・ウッズ(米国)と同組で予選ラウンドをすることになった石川遼に注目が集まる中、石川に負けじと他のサムライたちも練習ラウンドを開始。本番に備え、各々調整を行った。

遼、「ゴルフ人生で一番大きな日」全英OPいよいよ開幕！

　ショットの修正をしながら練習ラウンドを行った今田竜二。今季はここまでトップ10フィニッシュが1度もなく、不本意なシーズンをおくっているだけに、今大会では結果を残し、後半に向けて弾みをつけたいところだ。
　昨年は初出場で悔しい予選落ちとなった今田だが、得意のショートゲームで力を発揮し、リンクス特有の風にも屈せず、耐えるプレーを続ければ、上位進出の可能性は高い。同じ轍は踏まないためにも、これまで培った技術でターンベリーを攻略してほしい。今田は明日、現在世界ランキング3位のポール・ケーシー(イングランド)、今季のマスターズの覇者アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)と同組でスタートする。

　2年連続2度目の出場となる矢野東は、リラックスして調整を行いTV解説を務める青木功と談笑する場面も。昨年の国内賞金ランキング2位という肩書き、今季の全米オープン第2ラウンドで4位タイと健闘を見せているだけに、実力は他の選手と遜色ない。あとは前向きな気持ちを持ち続けて、上位進出を目指すのみだ。

　2年ぶり2度目の近藤共弘と、初出場の小田孔明も精力的にラウンド。近藤は予選ラウンド初日と同時刻に練習を開始。風などの気象条件などを確かめコースを入念にチェック。また、初日は最終組となる小田は初めてのメジャーにを楽しむと同時に緊張の面持ちも見せていた。