＜全英オープン　初日＞◇16日◇ターンベリー(7,204ヤード・パー70)

　スコットランドにあるターンベリーを舞台に現地16日に開幕した、男子メジャー第3戦「全英オープン」。風もなく絶好のコンディションに恵まれた初日はスコアを伸ばす選手が続出した。そんな中トップに立ったのが、ミゲル・アンヘル・ヒメネス(スペイン)。前半4つのバーディでスコアを伸ばすと、上がり2ホールの連続バーディで単独首位に浮上してみせた。

「90点以上あげていい」遼、2アンダー絶好スタート！

　1打差の2位タイに59歳トム・ワトソン(米国)、2003年大会の覇者ベン・カーティス(米国)、日本の久保谷健一、4アンダー5位タイにカミロ・ビジェガス(コロンビア)、スティーブ・ストリッカー(米国)らがつけている。初出場の石川遼は2アンダー21位タイ、タイガー・ウッズ(米国)は1オーバーの68位タイとなっている。

　日本人選手最高の5アンダーを叩き出した久保谷は4番、5番と連続ボギーと不穏な立ち上がりをみせるも、7番、8番の連続バーディでイーブンに復帰。まずまずの位置で前半を終えると後半に見せ場を作る。13番でバーディの後14番をボギーとするも、15番からバーディ、バーディ、イーグル、バーディと圧巻の猛ラッシュを披露。4ホールで5つスコアを伸ばしリーダーボードを一気に駆け上がった日本勢最年長の37歳が5アンダー2位タイと絶好の位置につけた。

　その他の日本勢は、近藤共弘が1オーバー68位タイ、今田竜二は前半の3連続ボギーなどでスコアを落とし4オーバー120位タイ、矢野東は5オーバーの131位タイ、池田勇太、小田孔明は6オーバーの140位タイと大きく出遅れている。