南アフリカで生まれ、3歳で米国へ移住したワイズは21歳。オレゴン大学時代、NCAA選手権で団体戦と個人戦の双方を制した後にプロ転向し、昨季は下部ツアーで1勝を挙げた。今季から米ツアーにデビューしたばかりで経験も実績もまだまだ乏しいが、その状態の自分に何がどこまでできるかを確認しながら成長を目指し、戦うこと。それが、この日の「ワイズの世界」だった。
デイが13番、14番と連続ボギーを喫したことで、ワイズはデイと首位タイに並んだ。それはワイズにとって初体験だったが、ワイズは自分の世界と自分のゴルフを保ち続け、上がり2ホールは、しっかりパーパットをカップに沈めてガッツポーズ。「プレッシャーがかかる状況下で、いいプレーができた。メンタル面がしっかり保てた」と、初優勝を逃がしても自己最高の2位タイに満面の笑みを浮かべ素直に喜ぶ姿に、彼の人間性と将来性が滲み出ていたように思う。
そして、デイはデイで彼の世界を見事に保つプレーぶりで通算12勝目を挙げた。今週は初日から「my own world(自分自身の世界)に徹する」と公言していたデイ。最終日はティショットが乱れ、「ボールがどこへ飛んでいくか、わからなかった」と苦笑していたが、ショットの乱れを補い、勝利に貢献したものは「ショートゲームとメンタルゲーム、グレートなパット」だと振り返った。
「『攻めろ』『行け』『頑張れ』と終始、自分で自分に言い聞かせ続けていた」
そんな克己の精神で「デイの世界」が形成され、そこにパットの冴えが加わったことが何よりの勝因。13番、14番の連続ボギーに心を乱すことなく、笑顔さえ覗かせ、最難関の上がり3ホールで2バーディーを奪う圧巻の勝ちっぷり。さすが元世界一だと頷かされた。
デイ自身の腰の故障、実母の肺がん手術、愛妻エリーの流産など、いろんなことが次々に起こり、世界ランキングは下降していたが、この優勝で週明けにはトップ10に返り咲く見込みである。
デイが13番、14番と連続ボギーを喫したことで、ワイズはデイと首位タイに並んだ。それはワイズにとって初体験だったが、ワイズは自分の世界と自分のゴルフを保ち続け、上がり2ホールは、しっかりパーパットをカップに沈めてガッツポーズ。「プレッシャーがかかる状況下で、いいプレーができた。メンタル面がしっかり保てた」と、初優勝を逃がしても自己最高の2位タイに満面の笑みを浮かべ素直に喜ぶ姿に、彼の人間性と将来性が滲み出ていたように思う。
そして、デイはデイで彼の世界を見事に保つプレーぶりで通算12勝目を挙げた。今週は初日から「my own world(自分自身の世界)に徹する」と公言していたデイ。最終日はティショットが乱れ、「ボールがどこへ飛んでいくか、わからなかった」と苦笑していたが、ショットの乱れを補い、勝利に貢献したものは「ショートゲームとメンタルゲーム、グレートなパット」だと振り返った。
「『攻めろ』『行け』『頑張れ』と終始、自分で自分に言い聞かせ続けていた」
そんな克己の精神で「デイの世界」が形成され、そこにパットの冴えが加わったことが何よりの勝因。13番、14番の連続ボギーに心を乱すことなく、笑顔さえ覗かせ、最難関の上がり3ホールで2バーディーを奪う圧巻の勝ちっぷり。さすが元世界一だと頷かされた。
デイ自身の腰の故障、実母の肺がん手術、愛妻エリーの流産など、いろんなことが次々に起こり、世界ランキングは下降していたが、この優勝で週明けにはトップ10に返り咲く見込みである。