20日(木)に開幕する今季最後のメジャー「全英オープン」には9人の日本勢が出場する。そのなかで2大会連続9度目のリンクスに臨む松山英樹。『世界ランキング上位50名』や『直近5年のメジャー優勝者』など複数の出場資格を持つ。全英オープンの最高成績は日本ツアーを主戦場としていた2013年大会の6位タイ。21歳の時だった。
14年以降は米国男子ツアーに活躍の場を移し、通算8勝を積み重ねた。しかし、18、19年大会で連続予選落ちを喫するなど、ほかの3つのメジャーと比べると全英では苦戦している。14年大会で39位タイに入ったロイヤル・リバプールで、21年の「マスターズ」に続くメジャー2勝目を目指す。
そのほか、全英オープン複数回出場は、金谷拓実、岩田寛、星野陸也、比嘉一貴、中島啓太の5人。そして初出場が蝉川泰果、平田憲聖、安森一貴の3人となる。星野と比嘉は昨年の『日本ツアー賞金ランキング上位2人』の資格、蝉川は昨年の『日本オープン優勝者』の資格で出場する。また、金谷、中島、平田、安森は「〜全英への道〜ミズノオープン」で上位4名に入って権利を勝ち獲った。また、岩田は6月の「BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」終了時の日本ツアー賞金ランキング1位の資格で出る。
松山以外は全英オープンでの予選通過者はいない。しかし、今回は22歳の蝉川と平田をはじめとする9人中7人の20代選手がリンクスに挑む。31歳の松山、42歳の岩田を入れても平均年齢は27.2歳。若い日本勢がどんな活躍を見せるのか期待が高まる。また、日本ツアーの現在の賞金ランキングトップ10を見ても、1位の中島、2位の金谷、3位の岩田、5位の蝉川、8位の星野、9位の平田と、今シーズン活躍している選手が多いことも、好材料となりそうだ。
【出場者一覧(年齢、出場回数、過去最高位)】
松山英樹(31歳、2大会連続9回目、6位)
金谷拓実(25歳、3大会連続4回目、予選落ち)
岩田寛(42歳、8年ぶり4回目、予選落ち)
星野陸也(27歳、3年連続3回目、予選落ち)
比嘉一貴(28歳、2年連続2回目、予選落ち)
中島啓太(23歳、2年連続2回目、予選落ち)
蝉川泰果(22歳、初出場)
平田憲聖(22歳、初出場)
安森一貴(25歳、初出場)