<ザ・メモリアル・トーナメント 最終日◇3日◇ミュアフィールド・ビレッジGC(7,392ヤード・パー72)>
「ザ・メモリアル・トーナメント」最終日は、15アンダーで並んだ3人がプレーオフに突入するも、カイル・スタンレー(米国)とアン・ビョンハン(韓国)を退け、ブライソン・デシャンボー(米国)がツアー2勝目を達成。フェデックスカップポイントランクで22位から4位へと大幅ジャンプアップに成功した。
【動画】科学者が勝利の咆哮! 大熱狂の最終日をハイライトで
18番ホールを使用して行われたプレーオフ2ホール目、優勝を決めたバーディパットは3.4メートル。正規ホールを含め、3度目の正直を沈めて勝負ありだ。「ずっとパッティングで悩んできてそれを新しい(パッティング解析)システム、クインティックで正しい打ち出しを見つけて向上し、ボールがパターのフェースを離れる感触もよくなった。今週はパッティングが大きく助けてくれたね」。
自らを“ゴルフの科学者”と呼ぶ。自身を実験台に科学的なゴルフの正解を追い求め、曖昧な“フィーリング”だけではなく“数字”を重視。「クインティック」とは、パッティングのスキッドや打ち出し角、回転などを細かく可視化する解析器のこと。また、4つのロフト角で打ち出し角を適正化する特殊なフェースのパターを使用。しなりの少ないカーボンシャフトと極太グリップをアームロック式に使い、日々解析器で数字を研究していた。
過去にはサイドサドル式で打てる特殊なパターを使用するも、USGAから禁止されて争うなど、破天荒な“研究”を続ける。代名詞である“ワンレングス”もその一貫で、コブラの6番アイアンからロブウェッジまで37.5インチに統一。理由は高校時代から「一つのプレーンでシンプルに打ちたい」という、究極の合理性を求め続けてのこと。
打ち方は「一つのプレーン」を求めるだけあって、ドライバーからアイアン、アプローチまで手首の動きを極力排除し、ロボットのように機械的。変幻自在のテクニックを誇る多くのPGAツアープロとは一線を画すものの、“ワンレングス”と“機械化”は地面から打つフルショットでは好相性。今大会も72.22%(12位タイ)と高いパーオン率をマークしている(今季全体でも20位)。
ただし、ボールが宙に浮いたドライバーと、コックを必要とするバンカーは目下“研究中”なのか、FWキープ率は85位、サンドセーブ率は173位。重視する“数字”である程度の答えが出ているようにも見えるが、24歳の科学者にとって研究は始まったばかり。ギアだけでなく、テクニックの“科学研究”も開始するに違いない。
【B・デシャンボーの優勝セッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:コブラKING LTD PRO(8.5°、HZRDUS T1100 75X/45.5インチ)
3W:コブラKING LTD(14.5°、HZRDUS Black 85X/43インチ)
5W:コブラKING F8+ Baffler(17.5°、HZRDUS Black 85X/41インチ)
4-5U:コブラKING UT Iron ONE Length (22〜25°)
6I〜PW::コブラKING Forged Tour ONE Length(以下全てDG X7/37.5インチ)
AW:コブラKING Versatile Grind(50°)
S,LW:コブラKING Wide Low Grind(55,60°)
PT:SIKゴルフC-Series
BALL:ブリヂストン ツアーB X
「ザ・メモリアル・トーナメント」最終日は、15アンダーで並んだ3人がプレーオフに突入するも、カイル・スタンレー(米国)とアン・ビョンハン(韓国)を退け、ブライソン・デシャンボー(米国)がツアー2勝目を達成。フェデックスカップポイントランクで22位から4位へと大幅ジャンプアップに成功した。
【動画】科学者が勝利の咆哮! 大熱狂の最終日をハイライトで
18番ホールを使用して行われたプレーオフ2ホール目、優勝を決めたバーディパットは3.4メートル。正規ホールを含め、3度目の正直を沈めて勝負ありだ。「ずっとパッティングで悩んできてそれを新しい(パッティング解析)システム、クインティックで正しい打ち出しを見つけて向上し、ボールがパターのフェースを離れる感触もよくなった。今週はパッティングが大きく助けてくれたね」。
自らを“ゴルフの科学者”と呼ぶ。自身を実験台に科学的なゴルフの正解を追い求め、曖昧な“フィーリング”だけではなく“数字”を重視。「クインティック」とは、パッティングのスキッドや打ち出し角、回転などを細かく可視化する解析器のこと。また、4つのロフト角で打ち出し角を適正化する特殊なフェースのパターを使用。しなりの少ないカーボンシャフトと極太グリップをアームロック式に使い、日々解析器で数字を研究していた。
過去にはサイドサドル式で打てる特殊なパターを使用するも、USGAから禁止されて争うなど、破天荒な“研究”を続ける。代名詞である“ワンレングス”もその一貫で、コブラの6番アイアンからロブウェッジまで37.5インチに統一。理由は高校時代から「一つのプレーンでシンプルに打ちたい」という、究極の合理性を求め続けてのこと。
打ち方は「一つのプレーン」を求めるだけあって、ドライバーからアイアン、アプローチまで手首の動きを極力排除し、ロボットのように機械的。変幻自在のテクニックを誇る多くのPGAツアープロとは一線を画すものの、“ワンレングス”と“機械化”は地面から打つフルショットでは好相性。今大会も72.22%(12位タイ)と高いパーオン率をマークしている(今季全体でも20位)。
ただし、ボールが宙に浮いたドライバーと、コックを必要とするバンカーは目下“研究中”なのか、FWキープ率は85位、サンドセーブ率は173位。重視する“数字”である程度の答えが出ているようにも見えるが、24歳の科学者にとって研究は始まったばかり。ギアだけでなく、テクニックの“科学研究”も開始するに違いない。
【B・デシャンボーの優勝セッティング(WITB=Whats in the Bag)】
1W:コブラKING LTD PRO(8.5°、HZRDUS T1100 75X/45.5インチ)
3W:コブラKING LTD(14.5°、HZRDUS Black 85X/43インチ)
5W:コブラKING F8+ Baffler(17.5°、HZRDUS Black 85X/41インチ)
4-5U:コブラKING UT Iron ONE Length (22〜25°)
6I〜PW::コブラKING Forged Tour ONE Length(以下全てDG X7/37.5インチ)
AW:コブラKING Versatile Grind(50°)
S,LW:コブラKING Wide Low Grind(55,60°)
PT:SIKゴルフC-Series
BALL:ブリヂストン ツアーB X