その敗北の仕方は、ある意味、どれも驚きの負け方だったが、ジョンソンが感情を露わにして取り乱したことは、ただの一度も無かった。それは彼の驚きの負け方以上に私にとっては驚きだった。
2016年の「全米オープン」では、優勝争いの真っ只中で罰打を科すかどうかが保留されるという前代未聞の事態に陥ったが、それでもジョンソンは最後までポーカーフェースでプレーし続けた。
ジョンソンのあの無表情の下に、どれほどの激しい感情が隠されていることか。そう想像するたびに胸が締め付けられた。罰打の有無に関わらず優勝という形でジョンソンがあの全米オープン最終日を戦い終えたとき、彼の勝因は忍耐力だ、我慢強さで窮地を乗り切ったのだと、そう思えば思うほど胸が震えた。
あれから2年。世界ナンバー1に輝き、64週間、王座に君臨していたが、5月にジャスティン・トーマス(米国)にその座を奪われてから過ごしてきたこの1か月。ジョンソンはやっぱりポーカーフェースではあったが、無表情の下には「必ず王座を取り返す」という強い想いを抱いていた。
バッグを担ぐ弟・オースチンは「DJは表情を変えないから、ミスショットだったのか、グッドショットだったのかさえ、わからないことが多い」と苦笑する。
だが、ジョンソンいわく、「ミスショットしても僕は何も驚かない。なぜって、ミスショットするのは初めてじゃないから」。
2016年の「全米オープン」では、優勝争いの真っ只中で罰打を科すかどうかが保留されるという前代未聞の事態に陥ったが、それでもジョンソンは最後までポーカーフェースでプレーし続けた。
ジョンソンのあの無表情の下に、どれほどの激しい感情が隠されていることか。そう想像するたびに胸が締め付けられた。罰打の有無に関わらず優勝という形でジョンソンがあの全米オープン最終日を戦い終えたとき、彼の勝因は忍耐力だ、我慢強さで窮地を乗り切ったのだと、そう思えば思うほど胸が震えた。
あれから2年。世界ナンバー1に輝き、64週間、王座に君臨していたが、5月にジャスティン・トーマス(米国)にその座を奪われてから過ごしてきたこの1か月。ジョンソンはやっぱりポーカーフェースではあったが、無表情の下には「必ず王座を取り返す」という強い想いを抱いていた。
バッグを担ぐ弟・オースチンは「DJは表情を変えないから、ミスショットだったのか、グッドショットだったのかさえ、わからないことが多い」と苦笑する。
だが、ジョンソンいわく、「ミスショットしても僕は何も驚かない。なぜって、ミスショットするのは初めてじゃないから」。