<全米オープン 3日目◇16日◇シネコック・ヒルズゴルフクラブ(7440ヤード・パー70)>
動いているボールを打ってしまった…ではなく、2ペナルティと“分かって打った”。「ルールを戦略的に使うこともある」と説明したのは、「全米オープン」3日目の13番で、グリーン上でコロがっているボールがグリーンをこぼれるのを防ぐために、ルール違反を犯したフィル・ミケルソン(米国)だ。
まさかの愚行で記者の囲まれるフィル・ミケルソン
協議の結果、大会を主催し、なおかつ世界のゴルフルールをつかさどる一角の全米ゴルフ協会(USGA)が下した裁定は“2罰打(ペナルティ)”。これに対しては、世界中のメディアもUSGAに噛みついた。
全組ホールアウト後、午後8時を過ぎてから異例の緊急会見を開いたUSGA。「ルールに書かれているとおりの裁定。動いている球を打ったのだから2ペナルティ。正しい措置をしたまでだ」。記者からは「ルールとはいえゴルフの原則に反するのでは?」の質問にも、USGAはかたくなに「2ペナルティ」を主張した。
実はゴルフ規則には、こんな条項がある。
動いているボールを打ってしまった…ではなく、2ペナルティと“分かって打った”。「ルールを戦略的に使うこともある」と説明したのは、「全米オープン」3日目の13番で、グリーン上でコロがっているボールがグリーンをこぼれるのを防ぐために、ルール違反を犯したフィル・ミケルソン(米国)だ。
まさかの愚行で記者の囲まれるフィル・ミケルソン
協議の結果、大会を主催し、なおかつ世界のゴルフルールをつかさどる一角の全米ゴルフ協会(USGA)が下した裁定は“2罰打(ペナルティ)”。これに対しては、世界中のメディアもUSGAに噛みついた。
全組ホールアウト後、午後8時を過ぎてから異例の緊急会見を開いたUSGA。「ルールに書かれているとおりの裁定。動いている球を打ったのだから2ペナルティ。正しい措置をしたまでだ」。記者からは「ルールとはいえゴルフの原則に反するのでは?」の質問にも、USGAはかたくなに「2ペナルティ」を主張した。
実はゴルフ規則には、こんな条項がある。