<プレジデンツカップ 事前情報◇24日◇ロイヤルモントリオールGC(カナダ)◇7279ヤード・パー70>
26日(木)から行われる米国選抜と世界選抜による対抗戦、「プレジデンツカップ」。開幕に向けて、試合方式や過去の戦績などをおさらいしよう。
■過去の世界選抜の戦歴は? 今年のメンバーは?
2年に1度行われる今大会。同様に隔年で開催される「ライダーカップ」は出場選手が米国と欧州の選手に限定された大会であることから、ゴルファーの国際化に伴い、欧州以外の国籍を持つ選手たちも戦える団体戦として1994年から始まった。
今年で15回目を迎えるが、全14戦中、米国選抜が12勝、世界選抜は1勝と大きく水をあけられている。98年にピーター・トムソン(オーストラリア)率いる世界選抜が勝利、以降、03年にゲーリー・プレーヤー(南アフリカ)率いるチームが引き分けとしているが、それ以降は敗戦続きだ。
そして、大会に出場する12人はそれぞれのチームからポイントランク上位による自動選出の6名および、キャプテン選出の6名となる。世界選抜からは松山英樹、イム・ソンジェ、トム・キム、アン・ビョンハン(いずれも韓国)、アダム・スコット、ジェイソン・デイ(ともにオーストラリア)が自動選出。
世界選抜チームのキャプテンを務めるマイク・ウィアーは上記6人に加えてコリー・コナーズ、テイラー・ペンリス、マッケンジー・ヒューズの3人のカナディアンに加え、クリスティアン・ベゾイデンハウト(南アフリカ)、キム・シウー(韓国)、ミンウ―・リー(オーストラリア)を選出した。
■松山英樹の戦歴は? フォーマットは?
ここで、松山の過去戦績を見てみると、13・15・17・19・22年と6大会に出場し、通算7勝10敗5分の戦績となっている。ちなみに、副キャプテンとして帯同する丸山茂樹は選手として98年、00年とプレジデンツカップに2度出場、通算6勝2敗の成績を残している。98年大会では5戦全勝と活躍し、世界選抜の唯一の勝利に貢献した。
米国選抜からは、スコッティ・シェフラー、ザンダー・シャウフェレ、コリン・モリカワ、ウィンダム・クラーク、パトリック・キャントレー、サヒス・ティーガラが自動選出され、キャプテンのジム・フューリクにより、キーガン・ブラッドリー、サム・バーンズ、トニー・フィナウ、ブライアン・ハーマン、ラッセル・ヘンリー、マックス・ホーマが選出された。
こうして各チームから選出された12名によって、合計30試合が行われるのだが、ライダーカップとは異なり木曜日に試合が始まり、4日間の競技後に最も多くのポイントを獲得したチームが勝利を手にすることになる。フォーマットは以下の通りだ。
木曜日: ペア合計5試合、フォアボール (ベストボール) またはフォアサム(交互にショット)
金曜日: ペア合計5試合、フォアサムまたはフォアボール (木曜日の逆形式)
土曜日: 午前と午後に分けてフォアボールとフォアサムの合計ペア8試合
日曜日: シングルスの合計12試合
ここまで引き分けを挟んで米国選抜が9連勝中。松山擁する世界選抜は米国選抜相手に連勝を止めることができるのか意地とプライドがぶつかり合う戦いがいよいよ始まる。