1996年のプロ転向以来、27年間もともに歩んできた“ナイキ社”との契約終了を1月8日に発表したタイガー・ウッズ(米国)。「次なる章」があるとしたタイガーが今度はどこのウエアに身を包むのか…と注目が集まっている。
タイガーはゴルフクラブなどの用具はすでに『テーラーメイド社』と契約、そんなことから「新しいウエアもテーラーメイドでは」という推測が大きく流れていた。そこへテーラーメイド社が米国特許商標庁のUSPTO(United States Patent and Trademark Office)に「SUNDAY RED」(サンデーレッド)の商標登録を申請したというニュースが19日の夜、いくつかのX(旧ツイッター)に流れた。
サンデーレッドとはもちろんタイガーが最終日の日曜日に「赤いシャツ」でプレーすること、タイガーは自身のプロ生活だけでなくスタンフォード大のアマチュア時代から続けてきたいわばトレードマーク。その理由は母のクルチダさんが「母国タイでは赤は力になると言い伝えられている」として「パワーカラー」を推奨したとタイガーが語っている。テーラーメイド社は「サンデーレッド」ともに赤地に黒のラインで描かれた虎のロゴも12月に申請している。
テーラーメイド社の申請によるとタイガーのシグネチャー・ブランドとしてシャツ、パンツのゴルフウエアだけでなくジャケットやパーカー、ジャージー、帽子、シューズまですべてをラインナップするとみられる。またテーラーメイド社では自社だけでなく、外部のアパレル専門会社とのコラボレーションになるとの予想もされている。ただし現時点でこの「サンデーレッド」はすでに登録しているゴルフアパレル会社があり、申請は保留となっているよう。
タイガーの次戦は2月のPGAツアー、“シグネチャー・イベント“の一つで、自身がホストを務める「ジェネシス招待」(2月15日開幕、米カリフォルニア州・リビエラCC)が予定されている。(文・武川玲子=米国在住)