今週は地元フロリダ州、自身が8勝を挙げた「アーノルド・パーマー招待」が開催されるのだがタイガー・ウッズ(米国)は参戦せず…。しかし、その代わりに3日(月)に「セミノール・プロメンバートーナメント」へ出場を決めたよう、2日に発表された組み合わせ表にはタイガーの名前が発見された。
「セミノール・プロメンバートーナメント」はフロリダ州ジュノビーチにある名門プライベートコースの“セミノールGC”で年に一度開催されるトーナメントで、同クラブのメンバーとプロがともにプレーする。
超プライベートコースのセミノールは錚々たるメンバー。タイガーは元PGA・オブ・アメリカ会長のセス・ワーグ氏と2年連続でプレーする。プロの顔ぶれもすごい。ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ネリー・コルダ(米国)、アーニー・エルス(南アフリカ)、シェーン・ローリー(アイルランド)などメジャーチャンピオンがずらり。NFLのスーパースター、トム・ブレイディ(米国)も出場する。
タイガーは続いて4日(火)の夜には自身が設立したTGLにジュピターリンクスのメンバーとして参戦と4月に向けて着々と準備を整えているよう。
タイガーは昨年9月に腰の手術を敢行、ツアー競技をプレーしたのは昨年7月の全英オープンが最後、12月には長男のチャーリー君とペアを組み「PNC選手権」に出場したが、ツアー競技には未だ復帰を果たしていない。2月、自身がホストを務める “ジェネシス招待”は直前に母のクルティダさんを亡くし、欠場した。
「まだ復帰の時期は考えられない」と話していたタイガーだが、4月のマスターズ(4月10日開幕)には出場すると思われている。その前には実戦のプレーをして準備をするのではと考えられるが、次週のPGAツアーのお膝元、TPCソーグラスで開催される「ザ・プレーヤーズ選手権」(3月13〜16日)の出場権はこのままでは今年で最後となるため、参戦に期待が掛かかる。(文・武川玲子=米国在住)