<マスターズ 事前情報◇5日◇オーガスタ・ナショナルGC(米ジョージア州)◇7545ヤード・パー72>
きょうはマスターズ恒例の「パー3コンテスト」が隣接するパー3コースで行なわれ、本大会連覇を目指すスコッティ・シェフラー(米国)や、キャリアグランドスラムがかかるローリー・マキロイ(北アイルランド)らが夫人をキャディに参加した。
昨年覇者が驚きのエースを見せた。最終9番ホールでシェフラー、キーガン・ブラッドリー(米国)、トム・キム(韓国)が同時に放ったボールの1つがガコンッと音を立ててカップに消えた。ボールの持ち主はシェフラー。この日は5つのエースが飛び出したが、シェフラーのダンクショットにパトロンたちからは信じられないといった大歓声とともに、一番の拍手が巻き起こった。これには最愛の妻、メレディスさんもびっくり。抱き合って喜んだ。
パー3コンテストに勝つと、本戦に勝てないというジンクスがあるが、今年は8番ホールでエースを達成し9ホールで6アンダーを叩き出したトム・ホギ―(米国)が優勝した。
パー3コンテスト自体は、翌日に本戦が始まるとは思えないほどリラックスした雰囲気のなかで行われ、選手の妻たちがティショットを打ったり、子供がボールを池に投げ入れてしまう珍プレーも。パトロンたちは、妻のワンオンには大きな拍手を送り、小さな子供たちのアクションにはほっこり。選手たちが普段見せない表情も楽しめるイベントとなった。(文・下村耕平)