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松山英樹のスイングを解説 「すべての力をボールに伝えているから、右腕とクラブが一直線になる」

ここ5年の間にスイング解析器とギアが目覚ましい進化を遂げ、300ヤードヒッターが急激に増加。「飛ばすなら曲がる」時代から「飛んで曲がらない」時代へ突入した。そんな世界のトッププロたちのスイングを、プロコーチの井上透氏が解説する。

配信日時:2020年6月8日 12時00分

アドレス(撮影:岩本芳弘)
テークバック(撮影:岩本芳弘)
ハーフウェイバック(撮影:岩本芳弘)
バックスイング(撮影:岩本芳弘)
バックスイング2(撮影:岩本芳弘)
トップ(撮影:岩本芳弘)
切り返し(撮影:岩本芳弘)
切り返し2(撮影:岩本芳弘)
ダウンスイング(撮影:岩本芳弘)
ダウンスイング2(撮影:岩本芳弘)
フォロースルー(撮影:岩本芳弘)
フォロースルー2(撮影:岩本芳弘)
フォロースルー3(撮影:岩本芳弘)
フィニッシュ(撮影:岩本芳弘)
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アドレス(撮影:岩本芳弘)
撮影:岩本芳弘
撮影:岩本芳弘
撮影:岩本芳弘
撮影:岩本芳弘
撮影:岩本芳弘
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撮影:岩本芳弘
撮影:岩本芳弘
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撮影:岩本芳弘

スタンスを広くしてスイングを安定させる

松山は2014年から米男子ツアーを主戦場として戦い、これまでに世界ゴルフ選手権2勝を含む米ツアー通算5勝を挙げている。四大メジャーすべてでトップ10入りを果たしていることから、日本男子初のメジャー制覇への期待も大きい。世界最高峰の舞台で戦い続ける松山のスイングを、最先端の理論に精通しているプロコーチの井上透氏が解説する。

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松山選手はスタンスが広いのが特徴的です。通常スタンスが広いプレーヤーは、大きな重心移動を目的としている場合が多いのですが、彼の場合は違います。スイングの安定感を生み出すためにスタンスを広くしている。ショット力が非常に高く、トップに上がってから、その場で腰が回転してくるような使い方で打っています。

切り返しのカウンター動作で大きなエネルギーを作る

クラブが上がりきる前に、下半身は左に体重移動を開始 このカウンター動作で大きなエネルギーを作る

クラブが上がりきる前に、下半身は左に体重移動を開始 このカウンター動作で大きなエネルギーを作る

そして、特筆すべきところはフォロースルーです。正面から見たとき、すべてのエネルギーをボールに伝えているので、右腕とクラブが直線上に、フォロースルーで真っすぐになっています。松山選手がフルリリースできているのは、切り返しでクラブは上がりながら体は左に回るカウンターがかかって、そのエネルギーをインパクトで解放できているから。この2つの条件が揃わないと、このフォロースルーになりません。大きなフォロースルーだけを作ろうとするとダフります。

ダウンでフェースを開き気味にして、フェースターンを抑える

松山のグリップはウィーク気味なので、ダウンスイングで少しフェースが開いて下りてくる

松山のグリップはウィーク気味なので、ダウンスイングで少しフェースが開いて下りてくる

また、松山選手の左手のグリップは薄いんです(ウィークグリップ気味)。ダウンスイングのフェースアングルも少し開いている。これは左へのミスを徹底的に嫌っている表れでしょう。「飛ばしたいけど曲げたくもない」という感じが伝わってきます。特にフェード系のボールを狙っているときに、球が無駄につかまるのはすごく嫌なこと。それを防ぐために、グリップでもスイング中でもフェースターンを抑えているのです。

上体が突っ込まないように距離を離して球をつかまえる

左足から体の重心までの距離を離すことによって、開いていたフェースが戻ってくる 結果として右腕とクラブが一直線になった大きなフォロースルーに

左足から体の重心までの距離を離すことによって、開いていたフェースが戻ってくる 結果として右腕とクラブが一直線になった大きなフォロースルーに

正直、このフェースターンを抑える動きは一般ゴルファーにはお勧めしません。ものすごいスライスが出ます。松山選手の場合、インパクトで左足から体の重心までの距離を離すことによってフェースが戻ってくるのです。体が左に突っ込んだり、地面に近づいていくとフェースは開いたまま当たってしまうんですけど、しっかり距離を取っているからフェースの戻りを誘導できる。これはきっと意識的な動作ではないと思います。普通の人にはできないので、どうか真似しないでください。
■解説・井上透
1973年生まれ。神奈川県出身。1997年からツアープロコーチとしてのキャリアをスタート。中嶋常幸、佐藤信人、米山剛などのコーチを務めた。現在は成田美寿々や穴井詩らを指導している。東京大学ゴルフ部監督としての顔も持つ。

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