PGAツアー
米国男子
ロケット・モーゲージ・クラシック
久常涼が2日目に『65』で粘りの予選通過 佐渡充高は「明らかに進歩している」
大会を中継したBSJapanext(BS263ch)の解説・佐渡充高が振り返る。
![](https://d2bo6f45ymcdv9.cloudfront.net/images/medium/J4gK3deLXyvEQwbqJpCl.png?ver=mlrl)
配信日時: 2024年7月1日 08時00分
Round 4 | ||
---|---|---|
順位 | Sc | PLAYER |
1 | -18 | キャメロン・デービス |
2 | -17 | アーロン・ライ |
2 | -17 | ミンウー・リー |
2 | -17 | アクシャイ・バティア |
2 | -17 | デイビス・トンプソン |
6 | -15 | エリック・コール |
6 | -15 | キャメロン・ヤング |
6 | -15 | リコ・ホイ |
6 | -15 | エリック・ヴァン・ローエン |
10 | -14 | ルーク・クラントン |
<ロケット・モーゲージ・クラシック 最終日◇30日◇デトロイトGC(ミシガン州)◇7370ヤード・パー72>
米国男子ツアーのミシガン大会は、キャメロン・デービス(オーストラリア)が2021年に続く大会2勝目を挙げた。中継したBSJapanext(BS263ch)で解説を務めた佐渡充高が大会を振り返る。
◇
最終日は、初日から首位を走り続けていた22歳のアクシャイ・バティア(米国)の完全優勝が期待されていた。しかし、結果的には5~6名が僅差で競り合う大接戦に。そしてデービスがトータル18アンダーの首位タイで先にホールアウトし、デービスと並んでいたバティアが72ホール目でバーディを奪えば優勝、パーならプレーオフという状況になった。
大観衆が固唾を飲んで見守る中、バティアはピン奥10メートルからのバーディパットを1.5メートルもショートさせ、パーパットも外しV逸。痛恨の3パットボギーを喫し、勝利を逃した。
解説を務めた佐渡は、「ちょっと意外だったというか、あっけない幕切れでしたね。もちろん最後のパティアのパットは簡単ではなかったですが、あのパットを外して試合が決まるっていう、ちょっと驚くような展開でした」と振り返った。
さらに、今大会の注目ポイントだったのは、若手選手の台頭だ。15歳のレフティジュニア、マイルス・ラッセル(米国)が米ツアーデビューを飾り、世界アマチュアランキング4位で20歳のルーク・クラントン(米国)が10位タイに入った。「21世紀ボーイズが出てきましたね。こういう若手選手たちがどんどん頑張っていますので、今後のPGAツアーの雰囲気が変わってくるのではないか」と見通す。
そして、日本勢で唯一今大会に出場した久常涼。初日は2バーディ・5ボギーの「75」と出遅れたが、2日目にボギーなしの7バーディ「65」をマーク。上がり4ホールで3バーディを奪い、カットラインに滑り込み巻き返しに成功。ギリギリながら予選を通過した(最終結果は31位タイ)。
「これまで1ストローク差で予選落ちをするケースが多かった。そこをしっかりクリアできたということは、成長したなと感じたし、明らかに進歩した証拠。こういうことを続けてやっていくと、予選通過も増えていきますし、ポイントをじわじわ稼ぐことができると思います」。現在のポイントランキングは95位の久常。レギュラーシーズン終了時点のランキング上位70位に与えられる来季シード権獲得に向けて、期待を示した。
BSJapanextでは今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。決勝ラウンド2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。
この記事のタグ
関連記事
ロケット・モーゲージ・クラシック
ロケット・モーゲージ・クラシックのニュース
- 72ホール目の3パット 悔しさを糧に強くなる【舩越園子コラム】
- 久常涼は31位 C・デービスが3年ぶりの大会2勝目
- ダンラップに続け! アマチュアのルーク・クラントンが3打差で最終日へ
- 久常涼は31位へ浮上 アクシャイ・バティアとアーロン・ライが首位で最終日へ
- 久常涼が「65」をマーク、上がり2Hバーディで滑り込み予選突破 A・バティアら首位