海外女子メジャー「アムンディ・エビアン選手権」で古江彩佳のメジャー初Vを見届け、感動に打ち震えた1週間。わたくし記者Aはカメラマンとともに海外メジャー「全英オープン」へ移動しました。過去に取材に行っている先輩記者、選手から聞いていた“欧州の洗礼”というものを受けましたので、“体験談”としてみなさんにお話しさせてください(笑)。
◇
初めてのメジャーで日本人優勝に立ち会えたことに大感激。そのまま気持ち良く移動したかったものですが、一筋縄では行きませんね。ジュネーブから約40分便が遅れ、ロンドンのヒースロー空港に到着すると、乗継便は離陸時間になっていました。機内は“戦場”と言っても過言ではないほど、その乗継便に急ぐ人たちが順番関係なく抜かして行き大慌て。内心、『私だって急ぎたい!』と思いながら…。
ヒースロー空港には乗り継ぎができなかった人たちであふれかえり、カスタマーカウンターで次の便を確認するだけでも1時間は待ちました。到着したのが午後5時ぐらいだったのですが、この日の便はどれも満席で、一番早くて翌日の午後3時台の便となりました。もともと火曜日に会場入りをしようとしていたので、残念です。
そのあと、荷物を取りに行くと大事件が発生。なんと、カメラマンの荷物が一つだけ出てこないのです。ああ、これがウワサの『ロストバゲージ』…。約2時間探しましたが見つからず、この日は諦めてホテルへ移動することとなりました。“命”とも言える仕事道具、カメラは手元に置いてあり無事だったのは不幸中の幸いでしょうか。
空港側でホテルを取ってくれたので、いざ出発!…とマップを確認すると、タクシーで約50分。びっくりです(笑)。ホテルに到着したのは午後10時過ぎでした。道のりは遠かったですが、歴史を感じるお城のようなきれいなリゾートホテルホテルに感動! 館内の内装もステキで、まるで美術館のようです。トラブルにあったことも忘れて、一瞬、旅行気分になってしまいそうでした(笑)。
翌日はホテルのバイキングで朝食をとって、空港に向かいました。このときも出発が2時間弱遅れましたが、なんとか現地入り。その日のプレスルームのクローズ時間が過ぎていたので、宿泊先に直接向かい、やっと落ち着きました。
これも海外出張ならではの経験! トラブルにもめげず、ポジティブに頑張ります(笑)。