<アーノルド・パーマー招待 最終日◇9日◇アーノルド・パーマーズ ベイヒルC&L(フロリダ州)◇7466ヤード・パー72>
米国男子ツアーのシグネチャー大会は、35歳のラッセル・ヘンリー(米国)が、トータル11アンダーで1打差を逆転。3年ぶりのツアー5勝目を果たした。大会中継したBS10(BS10ch)で解説を務めた深堀圭一郎、佐渡充高が大会を振り返る。
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首位のコリン・モリカワ(米国)と1打差でスタートしたヘンリーは、前半を1バーディ・2ボギーで折り返し苦しい展開に。10番でもボギーを喫したが、12番パー5で1つ取り返すと、14番で約3メートルを決めて追い上げムードに。さらに、16番パー5ではグリーンそばのラフから劇的なチップインイーグル。17、18番でもパーパットを沈めて、優勝を決めた。
解説を務めた佐渡は、「今年も接戦だったので、最後の最後まで手に汗を握る大会でした。ヘンリーはやっぱり16番ですよね、あれで勝利の女神がほほ笑んだのかなと思いますし、17番、18番もプレッシャーのかかる場面であっさり決めるところに彼のスゴみを感じました」と話した。
松山英樹は松山英樹は5バーディ・2ボギーとして、今大会ベストの「69」をマーク。トータルイーブンパー・22位タイに浮上して4日間を終えた。同じく解説を務めた深堀は、「松山選手はここ(ベイヒル)が得意というよりは、先を見据えた、今週のプレーだったと思う。きっと感じたものが見えたと思うので、今週以降がすごく楽しみになりました」。
次戦は米ツアーのフラッグシップトーナメントで“第5のメジャー”と評される「ザ・プレーヤーズ選手権」(フロリダ州TPCソーグラス)。大会初優勝を目指す。
BS10では今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。週末2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。