4月10日から始まる今年のメジャー初戦「マスターズ」開幕まで、いよいよ2週間あまり。そこまでに米国男子ツアーは、現在開催中の「バルスパー選手権」を含め残り3試合となっている。
そんななか次週の「テキサス・チルドレンズ・ヒューストン・オープン」(27日開幕・テキサス州ヒューストン)には、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)、同2位のローリー・マキロイ(北アイルランド)が出場する。
ヒューストン郊外のメモリアルパークGCで開催される同大会でシェフラーは、昨年わずか1.5メートルのパットを外し2位に終わっている。シェフラーは過去3年間、同大会に出場してからマスターズに臨んでおり、うち2022年、24年大会でグリーンジャケットに袖を通している。ここで調整し、状態を上げているようにも見られる日程組みだ。
一方のマキロイが同大会に出場するのは2014年以来となる。先週の「プレーヤーズ選手権」で勝利した時、「マスターズまでにもう1試合出て準備をしたい」と話していたが、それが来週のテキサス戦になった。マスターズ制覇により達成される悲願のグランドスラム(メジャー4大会制覇)へ、さらに弾みをつけていく。
なお同大会は出場156人のフルフィールドで、日本勢は久常涼、星野陸也、大西魁斗、金谷拓実がエントリー。松山英樹は出場しない。(文・武川玲子=米国在住)