タイガー・ウッズ(米国)の長男、15歳のチャーリーはデトロイト郊外にあるオークランドヒルズCCが舞台の「全米ジュニアアマチュア選手権」に出場。初のUSGA主催大会に参戦だったが、決勝ラウンドへ進むことはできなかった。
22日に行われた大会初日はノースコースを回り「82」と大きく出遅れた。サウスコースでの第2ラウンドは午後1時48分に10番からスタートしたが、4ホールを終えたところで雷雨による中断。再開後は14番でダブルボギー、18番でトリプルボギーにするなど前半で「44」を叩いた。後半は1オーバーで結果は「80」。トータル22オーバーで上位64名が進めるマッチプレーの決勝には大きく及ばなかった。
父のタイガーは前週の「全英オープン」を予選落ちに終わり、そのままコースに駆けつけてチャーリーのラウンドを見守った。初日は約200人、2日目は500人とも言われるギャラリーがチャーリーの組に集まっていた。ギャラリーの中にはタイガーの姿もあったため、地元の警察官も警護にあたったという。スタートの10番ホールでは、グリーン周りはさながら男子トーナメントのようにギャラリーに取り囲まれていた。
ウッズファミリーにとってUSGAの大会は特別。予選会を突破して出場したチャーリーは「いつかは全米オープンを勝ちたい」と話していた。初日同様フラストレーションの溜まるラウンドに、アテストを終えると集まっていたレポーターとは話さず足早にコースを後にしたよう。チャーリーは今秋から地元フロリダ州で高校2年生となる。(文・武川玲子=米国在住)