ネバダ州レイクタホで開催されているセレブリティによるゴルフトーナメント「アメリカンセンチュリー選手権」の2日目。7番パー3(152ヤード)でNBAのスーパースター、ゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリー(米国)がホールインワンを達成した。
カリーの放ったショットはピンにまっすぐ飛んだ。手前わずか1メートル弱に落ちると、2バウンド目でカップインした。ボールの行方を追っていたカリーは入った瞬間を見届けると、帽子を脱ぎ捨て両手を掲げ、そのままグリーンまでダッシュ! 右手で“1”のサインでファンの声援に応え、グローブも脱ぎ捨てファンフラッグをまるでダンクシュートのように叩くとコースは歓喜に沸いた。
同大会には米スポーツ界のセレブリティが集結。エッジウッド・タホGCで7月14〜16日の3日間、54ホールをステーブルフォードポイント方式で戦う大会で、今年第34回を迎える。賞金総額60万ドル(約8280万円)で優勝は12万5000ドル(約1725万円)を獲得する。
「僕にとってホールインワンは2度目」とカリー。「この大会でできるなんて信じられない。今日の残りのプレーは息ができないかも…」と興奮は冷めなかった。
初日を27ポイントと首位に立ったカリーはこの日も23ポイントを獲得し、トータル50ポイントでトップに立った。3ポイント差の2位に元プロテニスプレーヤーのマーディ・フィッシュ(米国)、NHLダラススターズのジョー・パベルスキー(米国)が並んだ。
2018、19、そして昨年と大会3勝を挙げている元NFLダラス・カウボーイズのQB、トニー・ロモ(米国)は32ポイントで12位タイ。アニカ・ソレンスタム(スウェーデン)も出場し、34ポイントで8位タイにつけている。
最終ラウンドは16日の午前9時51分にカリー、フィッシュ、パベルスキーの最終組3人が1番からスタート。ネットワークのNBCが米国内で放映する。ポイントはパーが1ポイント、バーディは3ポイント、イーグルは6ポイントを獲得。ダブルボギー以下はマイナス2ポイントとなる。(文・武川玲子=米国在住)