<コグニザントクラシックinパームビーチ 最終日◇2日◇PGAナショナルリゾート チャンピオンC(フロリダ州)◇7167ヤード・パー71>
24歳のレフティであるジョー・ハイスミス(米国)が7バーディ・ノーボギーの「64」をマーク。トータル19アンダーで逆転を果たし、ツアー初優勝を飾った。中継したBS10(BS10ch)で解説を務めた佐渡充高が大会を振り返る。
今週は海岸からの強風が襲い、池が多く絡むことが多い難コースで有名。だが、初日にはツアー1勝のジェイク・ナップ(米国)が12バーディ・ノーボギーの「59」、ビックスコアをマーク。3日目は比較的に穏やかな状況だった。
しかし、最終日は風が吹き荒れ、グリーンも硬く仕上がった。そのなかで、ハイスミスは決勝ラウンドの2日間ともに「64」をマーク。トータル19アンダーまでスコアを伸ばして、悲願の初Vとなった。
解説を務めた佐渡は、「また新しい若手が出てきましたね。特に最終日、ほかの選手はコースのコンディションの違いに戸惑っていたなかで、『64』を出して対応していったことはすごかった」。
特に、終盤の15番、16番、17番の3ホールは、すべてのホールに池が絡み、通称『ベア・トラップ』として恐れられている。ハイスミスはそこでも、パー、パー、バーディでこの3ホールを切り抜けた。「パープレーで切り抜ても、十分だった。ベアトラップを制圧しましたね」と、称えた。
日本勢では星野陸也が決勝ラウンドに進出。3日目に「65」をマークし、トータル11アンダー・14位タイに浮上。だが、最終日はノーバーディ・2ボギー・1ダブルボギーの「75」と振るわず。トータル7アンダー・48位タイに終わった。「2日目、3日目はすごくパッティングのタッチが良かったのですが…。なかなかうまくいかないですね。次の戦いに期待しましょう」。次戦はシグネチャー大会の裏で行われる「プエルトリコ・オープン」に出場する。
BS10では今夜9時から「PGAハイライト」を放送(公式アプリでも同時配信)。決勝ラウンド2日間にわたって放送した中継映像、今大会のハイライト映像を1時間に凝縮して振り返る。