3日の朝、JTことジャスティン・トーマス(米国)が自身のSNSでキャディの“ボーンズ”ことジム・マッケイ氏とのタッグを解消したことを発表した。
「本当に伝えるのが辛い」としたトーマスは、「ボーンズと僕は別の道を行くことになった。2021年に僕のバッグを担ぐことを決めたボーンズには一生感謝する。2022年の全米プロでの勝利もともに達成した。プレジデンツカップ、ライダーカップは忘れられない経験になった。辛い時期でもコース外でも温かい言葉をかけてくれた。すべての一歩にいつもボーンズがいてくれた」と感謝の言葉をつづった。
さらに「僕たち2人には今後もたくさんの素晴らしいことが待っている。幸運を祈るとともに、ボーンズと彼の家族はこれからも大切な友人だ」とした。
マッケイ氏は2017年、長らく組んできたフィル・ミケルソン(米国)とのペアを解消。一時はキャディを辞めて米NBCスポーツ、ゴルフチャンネルのラウンドリポーター、コメンテーターを務めた。ポール・エイジンガー(米国)に替わりフルタイムのTV職を請われたが、マッケイはこれを固辞。その後、2021年からはトーマスのバッグを担いできた。
2022年、トーマスは全米プロでマッケイ氏とともにメジャー2勝目を挙げたが、2023年はスランプに陥り、フェデックスカップ・プレーオフ進出を逃した。ローマで開催された「ライダーカップ」はキャプテン推薦での参戦だった。それ以降は復調の兆しを見せて、今季ここまで7戦中トップ12に4度入っている。
トーマスは新しいキャディについては言及していないが、米ゴルフチャンネルによるとマット・ミニスター氏が次週のメジャー初戦「マスターズ」でバッグを担ぐという。ミニスター氏は2021年にパトリック・キャントレー(米国)が「ツアー選手権」を制した際にキャディを務めていた。
一方のマッケイ氏は今週の土曜日にオーガスタ・ナショナルGCで開催される「オーガスタ・ナショナル女子アマチュア」において、オンコースからNBC放送のリポーターを務める。(文・武川玲子=米国在住)