メジャー通算16勝目を目指すタイガー・ウッズ（米国）が、次週行われる今季メジャー第2戦「全米プロ選手権」の開催コース、バルハラGCで練習ラウンドを行った。主催するPGA・オブ・アメリカがSNSで公表した。

ウッズが会場を訪れたのは8日（水）。練習ラウンド中には丁寧にコースをチェックし、メモをとる姿も目撃されている。また2017、22年大会覇者のジャスティン・トーマス（米国）も6日に同地を訪れて確認。翌日も再びコースに戻り、ラウンドをしたことも伝えられている。

バルハラGCは、ウッズにとって00年大会でボブ・メイ（米国）との3ホールのプレーオフを制し、初優勝を挙げた前年に続いてワナメーカートロフィーを獲得した場所でもある。同年には「全米オープン」、「全英オープン」でも勝って臨んだ試合でもあった。さらに翌年の「マスターズ」も制し、メジャー4連勝。“タイガー・スラム”と呼ばれる偉業達成に“寄与”したコースでもある。

全米プロは06年、07年大会でも勝利。しかし前回バルハラGCで行われた14年大会は腰痛を抱えながら参戦し、予選落ちだった。（文・武川玲子＝米国在住）