<ソニー・オープン・イン・ハワイ 最終日◇12日◇ワイアラエCC(米ハワイ州)◇7044ヤード・パー70>
首位と6打差の29位から出た松山英樹は、最終日を2イーグル・3バーディ・3ボギーの「66」でプレー。4日間のベストスコアをマークして、トータル11アンダー・16位タイで終えた。
先週のシーズン開幕戦「ザ・セントリー」ではツアー新記録となる“-35”でいきなりの優勝。史上3人目の同一年ハワイ連勝がかかっていたが、惜しくも届かず。それでも2022年大会覇者は最後まで見せ場を作り、その存在感を示した。
4番パー3で3パットのボギーが先に来たが、6番、8番とパターで流し込んでバーディを奪う。9番パー5ではフェアウェイから7メートルに2オンすると沈めてイーグルを奪取。後半への流れを作っていく。
だが、ここから停滞。17番まで1バーディ・2ボギーとスコアを落として最終18番パー5へと入った。すると、フェアウェイの残り185ヤードから手前4メートルに2オン。これも1パットで決めて再びイーグルでフィニッシュ。「なかなか思うようなプレーができなかったけど、イーグルを2つ取れたので良かった」と振り返った。
ショットについては「状態はどんどん悪くなっている状況」と話しながらも、「最後の2打目はすごく良いショットが打てたのでそれが兆しかなという感じ」と捉えている。パッティングでは最終日の貢献度が『3.080』で全体4位。「悪かった部分もたくさんあったけど、今までだったらもっと流れが悪くなっていたのが微妙なのが入ってくれたりとかがあった」と好感触を得ていることもある。
とはいえ、核となるようなものは「まだないのでしっかりつくっていきたい」と課題にファーカスを当てる。来週は休養に充て、2週間後の「ファーマーズ・インシュランス・オープン」に出場する見込み。ハワイスイングを終え、米本土での戦いが始まる。「また全然違うゴルフを求められると思うので、そこに向けてしっかり調整したい。(今回は)残念な結果ですけど、これを次につなげていけたら」と見据えた。