<ザ・プレーヤーズ選手権 事前情報◇12日◇TPCソーグラス ザ・プレイヤーズ・スタジアムC(米フロリダ州)◇7275ヤード・パー72>
松山英樹が“第5のメジャー”とも呼ばれるビッグトーナメントに出場する。先週の「アーノルドパーマー招待」は、初日に2位タイ発進を決めるも、最終日は「76」とスコアを落とし、12位タイに終わった。開幕前のプロアマ戦は、腰痛のため棄権。今週も腰の状態が気になるところだが、「うーん、まあ悪くないと思う。分からないですよね、こればっかりは。多少は心配ですけど」と話す。
この日は、午前11時頃にコース入りしショットの調整をしたあとに1番から9ホールを久常涼と2人でラウンド。バンカーショットを繰り返すなど丁寧にコースを確認。久常とは談笑を交えながらリラックスした表情だった。
今年のTPCソーグラスの感触を確かめた松山は、「例年よりラフは長いと思うし、グリーンは速いけどそこまで硬くなっていない。これで硬くなったらタフな戦いになるなあという感じ。風次第かなというのと、週末は雨なんで、どういう風になるか、全然予想ができない1週間になるかなと思う」と予測した。
そして、先週は世界ランキング1位のスコッティ・シェフラー(米国)が優勝。その27歳が今大会のディフェンディングチャンピオンとして立ちふさがる。「一緒に回った感想は全然レベルが違うなと。ローリー・マキロイもそう言ってたみたい。ショットも、アプローチもレベルが全然違うし、別次元でプレーしている。1つくらい欠点あってくれてもなと思いながら、先週は(パターが)あれだけ入ってしまうと勝てない」。
それでも、自身も2月の「ジェネシス招待」で2年ぶりのツアー9勝目を挙げた。「まあ、優勝してね、気はだいぶ楽にはなっているけど、先週の3日目ぐらいからちょっと自分のゴルフが壊れてきているので…。少しでも試合のスタートの時には自信を持って打てるように頑張りたい」とビックタイトル初制覇へエンジンをかけていく。