タイガー・ウッズ(米)は自身が設計したコースでPGAツアーが開催でメキシコのロスカボスを訪れたその数日後、今度は長男、チャーリー君(14歳)のキャディを務める姿が確認された。
タイガーのスタンフォード大時代の親友、ノタ・ビゲイ(米国)が主催する「ノタ・ビゲイⅢ・ジュニアゴルフ・ナショナル選手権」。チャーリー君は11月4~6日、ルイジアナ州のコアサティ・パインズ atクシャッタで開催されている14〜15歳ボーイズ部門の決勝に出場した。
第1ラウンドが始まった4日、チャーリー君はスタートホールの1番ティで「フロリダ州パームビーチ、チャーリー・ウッズ」とアナウンスされると、フェアウェイウッドでティショットを打つ姿が同大会の公式X(旧ツイッター)で紹介。さらにティボックスからフェアウェイに向かって、チャーリー君と肩を並べて歩き出すタイガーの姿もキャッチされた。
普通のキャディと同じようにビブを身につけ軽量のバックを背中に担ぎ歩くタイガーはほとんど右足を引きずることなくにこやかな笑顔、その姿も公式XにアップされるとSNSで大きな話題となっている。
今年4月、マスターズの最終日の朝、第3ラウンドの途中ながらも大会から棄権。その後、2年前にカリフォルニア州での交通事故で大けがを負った右足の「足底筋膜炎」の手術を受けて以来、実戦からは離れている。今週メキシコでは盟友のスチュワート・シンク(米国)に「練習を始めている」と明かした。なお、チャーリー君は初日のプレーを「73」で回り、トップとは7打差の2オーバー・26位タイで終えている。(文・武川玲子=米国在住)